・マルコがフェルスタッペン残留に自信「有効な契約がある」
・ウルフとの接近報道には「誰と会っても構わない」と冷静対応
・ベッテルの後任就任説はマルコが完全否定「そんな話は出ていない」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の将来を巡る噂が加熱する中、ヘルムート・マルコ博士(82歳)は平然とした態度を崩さなかった。
ドイツの『Sport Bild』は、レッドブル共同創業者の故ディートリッヒ・マテシッツ氏の右腕として知られたマルコ氏が、レッドブルF1における影響力を再び完全に取り戻したと報じている。
これは、クリスチャン・ホーナー代表の突然の解任と、それに至るまでの長きにわたる権力闘争を経た変化でもある。同誌は「マテシッツ氏の死後、ホーナーは徐々にマルコを権限から排除していったが、今やマルコは完全復権を果たした。そしてフェルスタッペンもその傘下に戻った」と記している。
英紙『The Sun』も、ホーナー解任劇は「レースチームの支配権を巡る計画的な攻撃だった」と報じ、オーストリア本社が“イギリス人(ホーナー)にレース部門を任せることに不満を抱いていた”と伝えている。
そんな中、フェルスタッペンとトト・ウルフ(メルセデス代表)がイタリア・サルディーニャ沖でヨットを並べ、2026年以降の契約交渉を行ったという噂まで浮上。これについてマルコ氏はオーストリア紙『Osterreich』に対し、次のようにコメントした。
「(ホーナー解任について)マックスには伝えました。これ以上は言いたくありません」
さらに、ウルフとの会談があったのかという質問にはこう答えた。
「マックスが誰と会っても構いません。我々には有効な契約がありますし、マックスが残留すると見込んでいます」
しかし、ケリー・ピケの兄でフェルスタッペンの“義兄”とも言えるネルソン・ピケJr.は、「マックスとメルセデスが交渉しているのは“明らか”」と語っている。
オランダのレーシングドライバー、イェルーン・ブリーケモーレンも『NOS』の取材に「私なら移籍する」と断言した。
「前回エンジン規則が変わった2014年、メルセデスは完璧に対応し、その後長年F1を支配した。だから次の新車でもメルセデスに乗りたいと思うのは自然なことです」
それでもレッドブルは2025年のタイトル争いを諦めていない。フェルスタッペンの残留を引き留めるためにも、巻き返しを図る構えだ。
「まだ332ポイントが残っている。(巻き返すには)十分な数字です」とマルコ氏は述べ、今週末のスパと次戦ブダペストで予定されているアップデートに期待を寄せた。
「もしスパで悪い結果になれば、それは非常に悪い知らせになります。タイトル争いにとって致命的でしょうが、それも想定内です」と現実的な見方も示している。
最後にマルコ氏は、セバスチャン・ベッテルが自身の後任としてレッドブルのモータースポーツコンサルタントに就任するという噂を否定した。
「そんな話は出ていませんし、今後も出ません」