・アントネッリはアルピーヌ移籍を「夢の後退」と捉え複雑な心境
・メルセデスは2026年にフェルスタッペン&ラッセル体制を計画か
・憧れはセナやロッシ、支える恋人とともにF1王者を目指す
F1ルーキーのキミ・アントネッリにとって、アルピーヌへの“レンタル移籍”は自身の「夢にとって後退」になるかもしれない。
現在、マックス・フェルスタッペンがシルバーストン後に休暇で訪れたサルディーニャ島でトト・ウルフと接触したとの噂が広がっており、メルセデスは2026年にフェルスタッペンとジョージ・ラッセルのコンビを結成する計画ではないかとの見方が強まっている。
これに関連し、ウルフが最近フラビオ・ブリアトーレと何度も会談していることも報じられており、そこではバルテリ・ボッタスの去就だけでなく、アントネッリをアルピーヌへ“貸し出す”構想も話し合われているとされる。アルピーヌは来季からメルセデス製パワーユニットを使用するカスタマーチームとなり、その関係を利用する形だ。
そんな移籍の噂が渦巻く中、アントネッリは自身の“F1の夢”を語っている。
「F1で最後にチャンピオンになったイタリア人は(アルベルト)アスカリですよね」と彼は『コリエーレ・デラ・セラ』紙の雑誌『Sette』に語った。「次は自分? ええ、それが目標です」
ルイス・ハミルトンの後任としてメルセデスでF1デビューを果たしたアントネッリは、ここまで浮き沈みのあるシーズンを送っているが、カナダGPで初の表彰台に立ち、存在感を示した。
「素晴らしかったです」と彼は振り返る。「でも正直、少し悔しさもありました。クルマ的には勝てる力があったし、実際にジョージ(ラッセル)が勝ちましたから。僕が予選で小さなミスをしていなければ…」
順調なのは恋愛面も同様だ。チェコ出身の美しいカートドライバー、エリシュカ・バビチコバとは良好な関係を築いているという。
「彼女はこの世界を理解しています。どれだけ時間を費やすかも、犠牲が必要なことも。サーキットに来てくれると心強いし、安心できます。退屈そうにすることなんて決してないですよ」と語る一方で、「でも、まだ一緒に暮らすには早すぎますね」とも付け加えた。
憧れの人物について尋ねられると、アントネッリはまず世界ランキング1位のテニス選手ヤニック・シナーの名を挙げた。
「会ってみたいですね。特に試合中に状況が悪いときでも崩れない精神力には本当に感銘を受けています。何度も劣勢をひっくり返してきたでしょう?」
そして、モータースポーツ界での憧れはアイルトン・セナだ。
「事故を経験した後にどうやって恐怖を乗り越え、さらに速く走れるようになったのか聞いてみたいです。事故の後は誰だって怖いはず。でも、ドライバーはそれを表には出さないけれど、実際は常に恐怖と隣り合わせで生きているんです」
また、もう一人の憧れの存在として挙げたのはバレンティーノ・ロッシだった。
「以前、カート場で彼と少し一緒に過ごしたことがあります。彼のように自分の周囲に“正しい人”を置き、心の安定を保ちつつ最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を作れるようになりたいですね」
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