「2人で座って話し合うべき」ラルフ・シューマッハ、ハミルトンとルクレールの対立に苦言「優先すべきはフェラーリ」

2026年09月01日(火)7:00 am

記事要約


・シューマッハ、ハミルトンとルクレールにチーム内での話し合いを促す

・両者に緊張の責任があると指摘、ハミルトンの公でのチーム批判には苦言

・アレジもハミルトンの反応を「不適切」と批判し「フェラーリはフェラーリ」と敬意を求める


元F1ドライバーのラルフ・シューマッハは、F1オランダGPでのチームオーダーをめぐって表面化したルイス・ハミルトンとシャルル・ルクレールの緊張について、2人がチーム内部で話し合い、問題を解決すべきだとの考えを示した。

ハミルトンはオランダGPでルクレールの後方にとどまったことでタイムを失い、フェラーリがすぐに順位を入れ替えなかったことに激怒した。その後、無線やテレビを通じてチームへの不満をあらわにしたことを謝罪したが、シューマッハは根本的な問題が残っているとみている。

■シューマッハ「同じ方向に漕ぐことを学ぶ必要がある」

シューマッハはドイツのテレビ局『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』で、ハミルトンとルクレールの関係について次のように語った。

「2人とも一度は2人乗りのボートに乗って、同じ方向に漕ぐことを学ぶ必要があります。まったく異なる2人の個性がぶつかりました。両者の関係が決して円満なものではないことは想像できますし、それは無線でのやり取りを見ても分かります。これは理想的とは言えません。チーム内部で解決すべき問題だと思います」

■「優先すべきはドライバー個人ではなくフェラーリ」

シューマッハは、現在の状況について、どちらか一方だけに責任があるわけではないとの見方も示した。

「これは双方に言えることです。ハミルトンは、私たちも知っているように、政治的な駆け引きが非常にうまい。無線を使って、自分の要求が通るか試すこともあります。一方、ルクレールもこれまでに何度か同じような要求をしましたが、そのときはハミルトンが応じませんでした。2人で座って話し合う必要がありますし、ボスもここでは毅然とした態度を示さなければなりません。結局のところ、優先すべきなのはドライバー個人ではなく、フェラーリというチームです」

■ハミルトンの公の場でのチーム批判は「絶対にやってはいけない」

シューマッハは、ハミルトンが苛立ったこと自体には理解を示した一方で、不満を公然とチームにぶつけたことについては厳しく批判した。

「彼の年齢や立場を考えれば、もう少し違う対応ができたと思います。自分のチームを公の場で批判するなど、私たちの時代には考えられないことでした。絶対にやってはいけないことです」

一方、シューマッハは、ハミルトンが最近見せている巻き返しについては高く評価している。

「ルイスは状況を立て直しました。昨年は誰もこんな展開を予想していなかったでしょう。彼には脱帽です。年齢を考えれば信じられないほど身体が仕上がっていますし、全力を尽くしています」

■アレジ「フェラーリはフェラーリ」

元フェラーリドライバーのジャン・アレジも、ハミルトンが無線やメディアで見せた反応について「不適切だった」と批判した。

アレジはイタリア紙『Corriere della Sera(コリエレ・デラ・セラ)』に次のように語った。

「確かに、シャルルはすぐには順位を譲りませんでした。しかし、それがフェラーリがザントフォールトで表彰台を逃した理由だったとは思いません」

アレジは、ハミルトンがフェラーリにとって重要な存在であることを認めながらも、ドライバー個人よりもチームへの敬意を優先すべきだと強調した。

「ルイスは強い個性を持っています。フェラーリにとって貴重な存在であることに疑いはありませんし、周囲から一目置かれる存在でもあります。ただ、私たちにも、そして彼にも改めて言っておきたいのは、フェラーリはフェラーリだということです。たとえハミルトンの要求にすぐ応じなかったとしても、フェラーリには敬意を払う必要があります。」


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