フェラーリのルイス・ハミルトンはオランダGP後、自身が無線やテレビで見せた苛立ちを振り返り、謝罪した。レースでは、フェラーリのチームオーダーへの対応をめぐって強い不満を示していた。
7度のF1世界王者であるハミルトンは、チームメイトのシャルル・ルクレールの後方でタイムを失うなか、無線で繰り返し不満を訴えていた。
特に、メルセデスがレース終盤にアンドレア・キミ・アントネッリとジョージ・ラッセルの順位を入れ替えたのを目にしたことで、その苛立ちは強まった。
ルクレールがようやくピットインすると、ハミルトンは無線で皮肉を込めてこう語った。
「時間を無駄にするには素晴らしいやり方だね。みんな、よくやったよ」
その後、フェラーリがハミルトンをピットインさせずに走行を続けさせると、こう問いかけた。
「僕を実験台として使っているのか、それとも何なんだ?」
フェラーリが、結果には不運も影響したとの見方を示すと、ハミルトンは強く反論した。
「僕たちは不運だったんじゃない! もっと早い段階でタイムを失って、それが3位を逃すことにつながったんだ」
元F1ドライバーのティモ・グロックも、ハミルトンの批判に同意した。
グロックはドイツの『Sky Deutschland(スカイ・ドイツ)』に対し、こう語った。
「ハミルトンが正しいです。メルセデスは実際にそうしました。アントネッリをラッセルの前に出したのです。フェラーリも、あの段階で同じことをするべきでした」
ニコ・ロズベルグも、メルセデスのチームオーダーについて、ラッセルにとっては「ひどい」ものだったと表現した。
ただし、順位を入れ替えなければ2台とも表彰台を失う恐れがあったため、最終的には理解できる判断だったとの見方を示した。
その後、ハミルトンは自身の発言を振り返り、Instagramで謝罪した。
「無線やテレビでの自分の発言をいくつか聞き返しました。その瞬間は感情が高ぶり、フラストレーションが表に出ることもあります。特に、僕はそれだけ大切に思っているからです。でも、あれは最高の自分ではありませんでした。その責任は僕にあります。もっと良くします」
フェラーリF1のフレデリック・バスール代表も、チームの対応に改善の余地があったことを認めた。
「おそらく、私たちはもっと良くできたかもしれません。ただ、私たちの作戦をライバルに明かすことなく、無線でルイスに状況を説明するのも難しかったです」
一方、ルクレールは、これがより深刻な対立を示すものだとの見方を否定した。
「こうした話し合いはレース中には普通にあることです。外から見ると、もっと深刻に見えるかもしれません。」
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