ソチで2014年のF1ロシアGP開催を目指すプロジェクトの責任者に新しく就任したアレキサンダー・ボグダノフは、計画がすべて順調に進んでいることをアピールしている。
ソチは2014年に開催される冬季オリンピックを最優先しているため、F1ロシアGPは2015年まで延期されるのではないかとの憶測もある。
しかしボグダノフは、「目標はただ1つ。FOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント/F1の運営会社)とバーニー・エクレストン(F1の最高責任者)がサインした契約書はあるし、わたしの目標は義務を果たすことだ」とした上で、「さまざまな憶測がなされているが、その原因の1つに一種の情報の隔絶が挙げられる」とロシアのウェブサイト『Championat』に語り、こう続けた。
「でも、そのような問題はもう起こらないだろう」
「今は工事の中で最も忙しい時期にあたる。ピット周辺、チーム用の建物、メディカルセンターなどを建設中だ」
「2014年のオリンピックで使用されるから、間に合わせないといけない」
「とても大がかりだが、実現可能なプロジェクトだし、F1とオリンピックの双方がお互いを支え合うだろう」
ボグダノフはまた、ソチがエクレストンと定期的に連絡を取っているとも語った。
「この前会ったのは、イギリスGP中だった。工事の進み具合とロシアGPの準備について話し合った」
「エクレストンにソチへ来るように招待した。そうしたら快く承諾してくれた」とボグダノフはエクレストンの訪問を楽しみにしているようだ。