・マルコはニューウェイと連絡を取り合いアストンマーティンの苦境を明かした
・ホンダは振動問題に直面し鈴鹿での改善が強く求められている
・アロンソは厳しいシーズンに直面し去就にも影響の可能性がある
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レッドブルF1の元アドバイザーであるヘルムート・マルコ博士が、かつての同僚で現在アストンマーティンF1の代表を務める、エイドリアン・ニューウェイと連絡を取り合っていることを明かした。同氏によれば、2026年シーズンを苦難の中で迎えたアストンマーティンにおいて、ニューウェイ代表は苦戦を強いられているという。
レッドブルF1の顧問を退任したマルコ氏は、オーストリアの『Osterreich』紙に対し、ニューウェイ代表の近況を次のように語った。
「彼とは連絡を取っていますが、状況はあまり良くないですね。このプロジェクト(アストンマーティンF1)には、すぐには解決できない問題がいくつも存在しています」
ホンダとタッグを組んだ今シーズン、アストンマーティンが苦しい展開を強いられる中で出た発言だ。同チームはパフォーマンス、信頼性、そしてマネジメントのすべてにおいて厳しい批判にさらされている。
ニューウェイはすでに、不慣れなチーム代表の職務から一歩退き、技術部門の責任者に専念する体制を取っている。一方で、元アウディF1代表のジョナサン・ウィートリーといった「従来型のリーダー」の招へいも試みているが、長期のガーデニング休暇(移籍制限期間)などの契約上の問題により、事態は難航している。
一方、パワーユニット(PU)サプライヤーのホンダは、パフォーマンスと信頼性の両面に影響を及ぼしている「振動問題」という危機に直面しており、今週末の日本GP(鈴鹿)では進歩を示すことが強く求められている。
ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアである折原伸太郎氏は、一定の進歩はあったものの、十分ではないことを認めた。
「中国GPでは、システムに影響を与える振動を低減することで、バッテリーの信頼性は多少改善しました。しかし、根本的な原因を特定するためには、さらなる解決策を見つける必要があります。パフォーマンス指標は依然私たちが望むレベルには達していません。特にエネルギーマネジメントの面で課題が残っています」
折原氏は、鈴鹿での見通しについても控えめな姿勢を崩さなかった。
「今週末は、私たちが望む理想的な状況にはありませんが、ポテンシャルを最大限に引き出すために引き続き全力で取り組みます」
バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止によって生じた4月の空白期間について、チーム内では「課題」と「好機」の両面があるという見方がなされている。
アストンマーティンのチーフ・トラックサイド・オフィサーであるマイク・クラックはこの期間の過ごし方について次のように語った。
「このブレイク期間には二面性があります。実戦で走行距離を稼ぐことは非常に重要ですが、一方でテストが行われないことで、レース開催のプレッシャーから解放され、ファクトリーでの開発作業に集中できるという側面もあるのです」
舞台裏では、遅れを取り戻すために開発を加速させようと、一部のチームがテスト走行の追加を求める声もあるという。
そんな中、フェルナンド・アロンソの元フェラーリ時代のチームメイト、フェリペ・マッサは、2026年がアロンソのキャリアにおいても非常に厳しいシーズンになる可能性を指摘した。
「残念ながら、今年はフェルナンドにとって最悪なシーズンのひとつになるでしょう。今の彼には忍耐が必要ですが、44歳という年齢でそれを実行するのは容易ではありません」と、スペインのスポーツメディア『Jugones』に語った。
また、元ハースF1代表のギュンター・シュタイナーも、この状況がアロンソの去就に影響を及ぼす可能性があると見ている。
「もし目に見える進歩がなければ、彼はシーズン終了後に引退を決断するかもしれません。今季は決して楽しい状況ではないでしょう…アストンマーティンに加入して以来、最悪のシーズンですから」と、ドイツのテレビ局『RTL』に語った。
アストンマーティン、日本GPへホンダと改善目指す・・・ストロールはバッテリー疑い、アロンソは不快な振動/F1中国GP
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