中国GPで見事初優勝を飾ったニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)。そのチームメートであるミハエル・シューマッハは、2週連続で開催されるバーレーンGPも、このペースで臨みたいと考えているようだ。
今シーズンのメルセデスAMGは、予選では良い順位につくものの、他チームに比べてタイヤの性能低下が大きく、決勝では結果を残せずにいた。しかしロズベルグが、第3戦中国GPにおいて、初のポールポジション獲得と優勝とを同時に成し遂げてみせた。
メルセデスAMGはこのペースを維持できそうかとの質問に対し、シューマッハはこう答えた。
「そうなることを願っているよ」
「タイヤの性能を見極めるのは本当に難しい。また、天気などのさまざまな条件が決定的な要因になるんだよ」
中国GPのシューマッハは、レース序盤こそロズベルグに追いすがったものの、ピット作業においてタイヤをうまく装着することができず、そのままリタイアとなった。
しかし次回のバーレーンGPに関して、シューマッハはこう語った。
「面白いレースになると思うよ。競争は激しさを増すだろうし、今まで以上の混戦模様になることを覚悟しないとね」
ただ、シューマッハはかなり自信があるようだ。中国GPとバーレーンGPは2周連続開催であるため、各チームとも大幅な改良をすることはないとみられる。そのため、あとは天候などの条件に対する対応次第ということになる。
「基本的に、僕は前向きな見方をしている。というのも、どんな性質のコースであっても、予選では良い結果を出せていたんだからね。それに自分たちのマシンの特性を把握すれば、決勝でもトップを走ることができると思っているよ」