F1第17戦アゼルバイジャンGPの2日目、予選でポールポジションを獲得したのはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、2番手はオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)だった。
●【2024F1第17戦アゼルバイジャンGP】全セッションの結果・タイムスケジュール
HRC Sakuraで製造されているHRC(ホンダ・レーシング)製パワーユニット『ホンダRBPT』勢は、以下の通り。
4番手 セルジオ・ペレス(レッドブル)
6番手 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
■トップ3の予選後インタビュー
前戦イタリアGPで優勝したルクレールは、ここバクーで4年連続ポールポジションを獲得した。予選後インタビューで「シーズン中で大好きなトラックのひとつだ」と語った。
2番手のピアストリは「最終ラップはちょっと壁に近づきすぎた」とややミスがあったと認めている。
チームメイトのサインツは初日の朝に寝違えて首が動かなかった“トラブル”があったものの、見事にリカバリーして予選3番手に入った。予選後インタビューで「このコースは苦手なんだけど自信になった」と語っている。
■アルボンにまさかの“トラブル”
Q3のアタックへ向かうアルボンが突然ピットレーン出口で車を止めた。理由は、ドライバーの頭上に設置されていたエンジンを冷やすための“エアファン”をメカニックが取り外すのを忘れてしまったためだ。
気が付いた時にはピットレーン出口を過ぎてしまっており、そこはピットクルーが取りに行くことができない場所だった。アルボンはなんとか自分で取り外し、コース脇のマーシャルに受け取ってくれというアクションを見せながらコース上に投げ捨て、マシンに乗っかったドライアイスを勢いよくコース上に落としながら加速していった。
Q3へ2台進出したウィリアムズだったが、なぜこんなに大きくて目立つものを見逃してしまったのだろうか。スチュワードはこの件をアンセーフリリースとして審議中で、どんな裁定を下すのか注目される。
■【F1アゼルバイジャンGP】Q3結果
1 C.ルクレール(フェラーリ)
2 O.ピアストリ(マクラーレン)
3 C.サインツ(フェラーリ)
4 S.ペレス(レッドブル)
5 G.ラッセル(メルセデス)
6 M.フェルスタッペン(レッドブル)
7 L.ハミルトン(メルセデス)
8 F.アロンソ(アストンマーティン)
9 F.コラピント(ウィリアムズ)
10 A.アルボン(ウィリアムズ)