【SF開幕戦もてぎ】雨で視界ゼロ・・・再開直後の一撃で決着 太田格之進が王者・岩佐歩夢を逆転

2026年04月04日(土)21:23 pm

記事要約


・雨による長時間中断でレースは短縮、セーフティカー主体の異例展開となった

・再開後、太田格之進が岩佐歩夢をターン1で抜き優勝を決めた

・最終的に23周で終了し、規定未満のためハーフポイントが付与された


2026年4月4日(土)、全日本スーパーフォーミュラ選手権第1戦がモビリティリゾートもてぎ(栃木県茂木町)で開催された。

優勝は2番グリッドからスタートした太田格之進(ダンディライアン)、2位は前年チャンピオンでポールポジションからスタートした岩佐歩夢(無限)、3位は佐藤蓮(ナカジマ)となった。

■雨でレースできず

スタートは雨量が多いためセーフティカー先導で始まったものの、視界不良により危険と判断され、約1時間にわたって中断された。

レースは全37周で争われる予定だったが、中断中も残り時間は進行していたため、2時間経過による終了規定が先に適用される形となった。

■16周目、レーシングスピードで再開も・・・

約1時間の中断後、セーフティカー先導のまま周回を消化。そしてセーフティカーが退いた16周目、ようやくレーシングスピードでレースが再開された。この時点で残り時間は約16分だった。

しかし再開直後、小林可夢偉(TGM)と笹原右京(KONDO)が接触。小林はスピンしてコース上でストップし、再びセーフティカーが出動した。

■あわや大クラッシュ

危機一髪の場面もあった。水しぶきで視界不良の中、ルーク・ブラウニング(KONDO)はセーフティカー導入直後の減速に気付くのが遅れ、アクセル全開のままザック・オサリバン(IMPUL)に接触した。

ブラウニングは急ブレーキで大クラッシュこそ回避したもののスピン。オサリバンは左フロントのサスペンションアームが破損し、不運のリタイアとなった。

■20周目、太田が岩佐をオーバーテイク!

残り6分を切った20周目にレースが再開されると、2番手の太田格之進がトップの岩佐歩夢に仕掛けた。

太田はオーバーテイクシステム(OTS)を活用し、ターン1でイン側に並びかける。アウト側の岩佐はブレーキングを遅らせて対抗したが、ややオーバーラン。

イン側を維持した太田はターン1から2での加速で前に出て、見事にトップを奪った。岩佐もOTSで応戦したが、ターン3で抜き返すには至らなかった。

■セーフティカーのまま終了

その後、女子大生レーサーで3年目のジュジュが滑りやすい路面でスピンし、再びセーフティカーが出動。

この時点でレース開始から2時間が経過したため、セーフティカー先導のまま23周で終了した。

レースは全37周の75%未満(27周未満)で終了したため、付与ポイントはハーフポイントとなった。

■太田の覚悟が見えたレース

セーフティカーが続き、ドライバーにとって集中力を維持するのが難しいレースとなったが、「チャンピオンを狙う」という強い覚悟で今シーズンに臨んでいる太田格之進が、ワンチャンスを確実にものにしたレースだった。

一方、王者として臨んだ岩佐歩夢にとっては、悔しさの残る結果となった。

IMSAでも活躍する太田と、レーシングブルズのF1リザーブドライバーを務める岩佐。ともにホンダ・レーシングが育成してきたドライバーたちが、高いレベルの戦いを見せた。

翌日には同サーキットで第2戦が開催される。

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