ホンダ批判は「絶対にやってはいけない」元フェラーリF1幹部コスタ、ニューウェイ代表の“公然批判”を断罪

2026年05月17日(日)11:10 am

記事要約


・元フェラーリ/元メルセデス幹部コスタ、アストンマーティンのニューウェイ起用法を痛烈批判

・ホンダとの苦戦を巡るニューウェイの“公然批判”は「やってはいけない」と指摘

・コスタ、ニューウェイは技術面に優れる一方、組織運営には支援が必要と分析



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■コスタ、アストンマーティンF1のニューウェイ代表中心の体制構築を問題視

元フェラーリF1および元メルセデスF1のエンジニアリング責任者であるアルド・コスタが、エイドリアン・ニューウェイ代表の加入をめぐるアストンマーティンF1の体制構築に大きな問題があるとの見解を示した。

この発言は、ホンダF1との新たな提携初年度となる2026年シーズンにおいて、アストンマーティンが振動、信頼性、ドライバビリティの問題に苦しみ、壊滅的なスタートを切った中で飛び出したものだ。

コスタは『Terruzzi Racconta(テルッツィ・ラコンタ)』ポッドキャストの中で、チーム全体の方向性にも疑問を呈している。

■アロンソとストロールの組み合わせにも疑問

コスタは、フェルナンド・アロンソとランス・ストロールによるドライバーラインアップについても懐疑的な見方を示した。

「可能性ですか? どうでしょうね。私はアストンマーティンの組み合わせがあまり好きではありません。もしかすると、メンタリティの面も含めて、ストロールとアロンソのコンビには疑問があります」とコスタは語った。

さらに、巨額投資を行っているにもかかわらず結果が伴っていない現状は深刻だと指摘した。

「キャデラックはまだ参戦していません。しかし、アストンマーティンは、持っていたポテンシャルに対して悪すぎます」

■ニューウェイ代表によるホンダ批判を「やってはいけない」と断罪

コスタは特に、開幕戦オーストラリアGP(メルボルン)での惨敗後にニューウェイ代表がホンダを公然と批判したことに強い違和感を示した。

「はっきり言いますが、私はこれまで、ニューウェイ代表によるあのような不適切な攻撃を見たことがありません。しかも、それは非常に攻撃的かつ公然とした形で、シーズン開幕直後に、自分たちのパートナーに向けて行われたのです。そんなことはするべきではありません」とコスタは述べた。

■“11月になって気づいた”こと自体が問題

コスタは、この件がチーム内部のマネジメント不足を露呈したと考えている。

「残念ながら、あれはマネジメント不足、リーダーシップ不足を浮き彫りにしました」とコスタは続けた。

さらに、アストンマーティン側が後に「11月に日本へ行き、旧F1プロジェクト時代と同じ人員ではなく、パワー面でも遅れていることを知った」と説明した点についても疑問を呈した。

「11月ですって? そんなことは11月以前に把握していなければならなかったのです」

また、真のリーダーとは困難な状況でもチームを公に守る存在だと強調した。

「私の考えでは、上司というのは『勝てば自分の手柄、負ければ君たちの責任』と言う人ではありません。そんなことは絶対にしてはいけないのです。優れたリーダーであれば、むしろ逆であるべきです」

■ニューウェイ代表は“技術者”としては最高峰と評価

一方でコスタは、ニューウェイ代表の技術的能力については最大級の敬意を示している。

「私は彼と一緒に仕事をしたことはありません。しかし、非常に尊敬しています。おそらくF1史上もっとも成功した人物でしょう。彼の技術的能力には限りない敬意を抱いています」

ただし、組織運営やマネジメント面では、技術面ほど突出していないとの見方も示した。

「彼と仕事をした人々から聞く話によれば、彼の最大の才能は技術面にあり、組織運営やマネジメント面の能力は、それより少し劣るようです」

■“レッドブル型”の支援体制が必要と指摘

コスタは、ニューウェイ代表がレッドブル・レーシングで成功した背景には、彼を支える組織構造があったと分析している。

「だからこそ、彼にはサポートが必要なのです。レッドブルのようなチームを見つけることが重要なのです。レッドブルでは、彼は重要な役割を果たしていましたが、正式にはテクニカルディレクターの肩書きを持っていませんでした」とコスタは語った。

なお、イギリスでは最近、66歳のニューウェイ代表が体調不良からの回復過程にあり、一部は在宅勤務を行っているとの報道も出ている。また、アストンマーティン内部では、加入当初ほど前面に立たせるのではなく、役割を静かに再調整しているとも伝えられている。

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