・元レッドブルF1代表ホーナー、ガーデニング休暇を終えF1復帰か
・中国の自動車最大手BYDと急接近、すでに幹部と複数回面会か
・新規参入やアルピーヌ株式取得など、パドックの噂が急速に加熱
元レッドブルF1のクリスチャン・ホーナーが、F1復帰に向けて動き出しているとの憶測が飛び交うなか、彼がモータースポーツ界に姿を現す機会が増えている。現在、その将来の計画には、中国の自動車最大手であるBYDの存在が強く噂されている。
レッドブル離脱後、ホーナーは長い間表舞台から姿を消していたが、競合チームへの移籍を制限する「ガーデニング休暇」はすでに終了したとみられている。
ホーナーは先週末、モナコE-Prix※の会場に姿を見せ、F1から離れた生活を満喫していることについて率直に語った。
※モナコE-Prix:電動フォーミュラカーによる世界選手権「Formula E」のレースの一つ。
イギリスのスポーツラジオ局『Talksport』に対し、ホーナーは次のように語っている。
「MotoGP(※ロードレース世界選手権)を観に行って、バイクを見て回ったりしていたんです」
「この30年間で初めて、主に家族と過ごす少し長い休みを取ることができました。本当に良い時間でした。今回はリバティ・メディアの関係者に招待され、ゲストとして来ましたが、この(Formula E)選手権の盛況ぶりを見るのは実に素晴らしいですね」
しかし、こうしたホーナーの最近の行動は、BYDが関与する将来的なプロジェクトを巡る憶測をさらに加熱させている。
モナコでのイベントの直後、ホーナーはカンヌで開催されたBYD関連イベントに出席しているところを目撃された。これは同社のブランド名にちなんだ『Build Your Dreams(BYD)』映画賞プロジェクトに関連したイベントだった。
パドック内での噂が過熱する中、複数の報道によれば、ホーナーはすでにBYD副社長のステラ・リー氏と少なくとも2回は面会しているとされている。
憶測の内容は多岐にわたり、ホーナーが後押しする形での「12番目の新規F1チーム」設立の可能性から、投資会社オトロ・キャピタルが保有する、アルピーヌF1チームの株式24%の売却に絡んだBYDとの提携案まで、さまざまなシナリオが取り沙汰されている。
カンヌのイベントをプロモーションするためにBYDが公式SNSに投稿した動画クリップに、ほかでもないホーナー自身が登場していたことで、両者の結びつきに関する噂はさらに現実味を帯びることとなった。
BYDは近年、F1参入への関心を強めているとされ、アルピーヌそのものへの投資や、フランスのヴィリー=シャティヨンにある、ルノーの旧F1エンジン開発拠点についても関心を持っていると報じられている。
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