・ラルフ・シューマッハが、アウディF1の内部コミュニケーションを批判
・アウディは新規則下で苦戦し、エンジン性能でも遅れていると指摘
・唯一のドイツ人F1ドライバーであるヒュルケンベルグにも、ファンへの説明不足を批判
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ラルフ・シューマッハが、アウディのF1参戦初年度の苦戦について、単なるパフォーマンス不足にとどまらない問題があると指摘した。組織内のコミュニケーションを「大惨事」と表現している。
新レギュレーション下で初めてフルシーズンを戦っているアウディは、ここまで度重なる技術的トラブル、運営面でのミス、競争力不足に見舞われている。
ドイツの自動車メーカーであるアウディは現在、コンストラクターズランキング下位に沈んでおり、パワーユニットの純粋な性能では、苦戦するホンダを上回る程度にとどまっているとの見方もある。
ドイツ局『Sky Deutschland』で、シューマッハは次のように語った。
「出だし自体は、決して悪くなかったと思います」
その一方で、最大の問題点を指摘した。
「最大の問題はエンジンです。競争相手に明らかに遅れを取っています。ホンダに次いで、アウディはおそらく性能面で2番目に弱いでしょう。当然、それでは直接のライバル(同じ順位帯のチーム)とポイントを争うのは難しくなります」
さらに、シューマッハはマシンそのもの以上に、チーム内部の雰囲気を懸念しているようだ。
「内部は大惨事です。アウディF1はあまりにも内向きで、外に向けた情報発信も足りず、親しみやすさにも欠けています。もっと良いやり方があるはずです」
シューマッハはさらに、同じドイツ人であるアウディのドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグにも批判を向けた。ヒュルケンベルグは最近、ドライバーやファンから批判が高まっているF1の2026年レギュレーションについて、擁護する姿勢を見せていた。
新たなハイブリッド時代への批判について問われたヒュルケンベルグは、最近こう語っている。
「気に入らないなら、見なければいいということです」
シューマッハは、アウディの厳しいデビューシーズンの中で、ヒュルケンベルグがドイツのファンと十分につながれていないと考えている。
「彼はあまりにも発信が少なすぎます。何がうまくいっていて、何がうまくいっていないのかを、ドイツのファンにもっと説明すべきです。それができていないのは非常に残念です。F1で唯一のドイツ人ドライバーである彼には、私たち全員がもっと多くを期待していいはずです。」
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