マルコ博士が告白 18歳フェルスタッペン昇格時の舞台裏、ホーナーは反対していた 

2026年05月21日(木)6:15 am

記事要約


・マルコ博士が、2016年のフェルスタッペン昇格にホーナーが反対していたと明かす

・フェルスタッペンは18歳でレッドブルに昇格し、初戦のスペインGPでいきなり優勝

・マルコ博士は、ホンダ製エンジンへの切り替えがフェルスタッペン離脱を防いだと振り返る


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■マルコ博士、フェルスタッペン昇格にホーナーが反対していたと明かす

2025年シーズン終了をもってレッドブルF1のアドバイザーを退任したヘルムート・マルコ博士が、2016年にマックス・フェルスタッペンをレッドブル・レーシングへ昇格させた舞台裏を明かした。当時チーム代表を務めていたクリスチャン・ホーナーは、この決断に反対していたという。

この発言は、ホーナーがレッドブルを離脱した後もF1復帰の可能性を取り沙汰されている中で出たものだ。ホーナーを巡っては、アルピーヌへの出資の可能性や、中国の巨大企業BYDに関連する幅広い関心があるとの噂も出ている。

オランダ紙『De Telegraaf』に対し、マルコ博士は、フェルスタッペンの有名な早期昇格が、当時レッドブル内部で知られていた以上に物議を醸していたと語った。

2016年シーズン開幕からわずか4戦後、レッドブルはダニール・クビアトをトロロッソへ降格させ、当時18歳だったフェルスタッペンをダニエル・リカルドのチームメイトとして昇格させた。

クビアトの苦戦を踏まえ、マルコ博士は次のように振り返った。
「何かをしなければならないことは明らかでした」

■サインツは落胆、ホーナーは反対「マックスはまだ若すぎる」と批判も

しかしマルコ博士によれば、この決断はレッドブルの外部だけでなく、内部からも大きな反発を招いたという。

「マックスのチームメイトだったカルロス・サインツは、私たちが彼を選ばなかったことに非常に落胆していました。しかし、私たちにとっては明確でシンプルな判断でした」

だが、最も意外だったのはホーナーが反対していたことだった。

「クリスチャン・ホーナーは、わずか4戦後にマックスを昇格させることに同意していませんでした。彼は反対していましたし、多くのライバルや批判的な人々も私を激しく非難し、マックスはまだ若すぎる、危険な動きだと言っていました」

マルコ博士は、故ディートリッヒ・マテシッツ(※レッドブル社創業者の一人)から承認を得ると、すぐにフェルスタッペンの父親に連絡したという。

「その翌日には、私たちはオーストリアで一緒にいました」

その10日後、フェルスタッペンはレッドブルでのデビュー戦となったスペインGPで衝撃的な優勝を飾った。

■初戦優勝で批判を黙らせたフェルスタッペン

現在83歳のマルコ博士は、フェルスタッペンのスペインGP優勝についてこう語った。

「もちろん、あのメルセデス同士の接触は幸運でした。しかし、その後、マックスはすぐに自分の実力を証明しました。彼はチームメイトのリカルドより速く、終盤にはキミ・ライコネンが長い間、1秒以内の位置につけていました。キミ(ライコネン)はストレートでは速かったのですが、マックスを抜くことはできませんでした。マックスが非常に賢く、成熟した走りをしていたからです」

マルコ博士は、当時は反発が大きかっただけに、この結果には特別な満足感があったと認めた。

「人々は私たちを笑いものにしていました。しかし、これで批判者全員を黙らせることができました」

ホーナーや他の懐疑的な人々に対して、「自分が正しかった」と証明した気分だったのかと問われると、マルコ博士は笑いながらこう答えた。

「もちろん、“だから言っただろう!”という気分でした」

■ホンダへの切り替えがフェルスタッペン離脱を防いだ

さらにマルコ博士は、後にレッドブルがホンダ製パワーユニット(PU)へ切り替えたことが、結果的にフェルスタッペンのチーム離脱を防いだとの見方も示した。

「当時、私たちがルノー製エンジン(PU)で十分な競争力を得られなかったことは残念でした。そして、彼が世界王者になれるマシンを与えられるまで、2021年まで待たなければなりませんでした」

「その時期にホンダ製エンジン(PU)へ切り替えたことが、私たちを救ってくれました。そうでなければ、マックスはいずれ離れていたと思います。」

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