・マルコが2026年F1規則の複雑化を批判し、ライブタイミング用の第2画面を断念
・エネルギー管理重視の新規則により、観戦時のレース展開の理解が困難に
・マルコがV8エンジン回帰への期待と、フェルスタッペンへの高い評価を語る
元レッドブルF1アドバイザーで83歳のヘルムート・マルコ博士は、物議を醸しているF1の2026年レギュレーションについて、レース展開があまりにも複雑になったため、観戦時にライブタイミング用の“第2画面”を使うのをやめたと明かした。
マルコ博士は、新しいハイブリッド規則に対する厳しい批判を続けてきた一人だ。この規則では、エネルギーマネジメントと電力使用の重要性が大幅に増している。
オランダ紙『De Telegraaf』に対し、マルコ博士は長年F1に関わってきた関係者でさえ、リアルタイムでレースを正確に理解するのが難しくなっていると認めた。
「最初は2つの画面を使っていましたが、今はテレビ1台だけで見ています。ライブタイミング用の第2画面はあまり意味がありませんでした。誰がどれだけ電力を残しているのか分からないからです」
マルコ博士によれば、問題はレギュレーションそのものだけでなく、視聴者に重要な情報が十分提供されていない点にもあるという。
「F1は、もはや昔のような姿ではありません」
オーストリア出身のマルコ博士は、2030年代初頭にも検討されているシンプルなエンジンへの回帰によって、F1本来の姿が戻ることを期待している。
「V8エンジンが早く戻ってきてくれることを願っています」
F1はすでに2027年に向けた調整を計画しており、電動出力と内燃エンジン出力の比率を、当初想定されていた50対50から変更し、内燃エンジン寄りの約60対40へ移行する方向で進めている。
レッドブルはシーズン序盤に苦戦しているものの、マルコ博士は、マックス・フェルスタッペンが依然としてマシン性能以上の結果を出せると信じている。
「レッドブルは他のトップチームに後れを取っています。それでもフェルスタッペンは、再びマイアミGPでフロントローにマシンを並べました。正しいマシンさえ与えられれば、彼は誰にもできない特別なものを見せてくれます」
またマルコ博士は、満員となったニュルブルクリンク24時間レースで見せたフェルスタッペンの驚異的な速さが、その考えをさらに強めたと語った。
さらにドイツメディア『f1-insider.com』に対して、マルコ博士はこう断言している。
「マックスは、おそらく史上最高のレーシングドライバーです。彼はノルドシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)で、それを改めて証明しました。あのパフォーマンスは、彼のイメージ向上にも非常に大きな意味がありました。」
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