・カナダGP主催者がF2の恒久開催に前向きな姿勢
・ミシェル代表が北米市場でのシリーズ拡大へ意欲
・主催者側がF2とF3招致による4日間開催を構想
写真は、カナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで撮影されたもの。
写っているのは、5月21〜24日に2026年FIA F2選手権第3戦に出場するカンポス・レーシングの6号車ニコラ・ツォロフだ。
今季、北米で初開催を迎えたFIA(国際自動車連盟)F2が、将来的にカナダGPの恒久的なサポートカテゴリーとなる可能性が出てきた。
F2のブルーノ・ミシェル代表は、カナダ紙『Le Journal de Montreal』に対し、長期的にジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで開催したい意向を示した。
「はい、より恒久的な形で再びここへ戻って来られればと思っています」とミシェル代表は語った。
F2は当初、2026年にマイアミやモントリオールで開催される予定はなかった。
しかし、イラン情勢の影響により、バーレーンGPとサウジアラビアGPで予定されていたラウンドが中止となり、代替開催地を探す必要に迫られた。
「F1にとって、2レースの中止はシーズン全体の10%に過ぎないので、それほど大きな問題ではありません」とミシェル代表は説明した。
「しかし、私たちにとっては大きな違いです。開催数自体が少ないですから」
今回の代替開催により、F2は初めて北米でレースを実施することになった。
「北米へ行くとチームに伝えた時、皆大喜びでした」とミシェル代表は振り返った。
「北米でシリーズの認知拡大を進めたいと考えていましたし、それが本当に重要だと分かっていたからです」
さらにミシェル代表は、中東ラウンド中止以前から、将来的なカナダGP開催について協議が進められていたことも明かした。
「モントリオール側から2026年開催の打診を受けましたが、私は断りました。すでにスケジュールが埋まっていたからです」と語った。
カナダGPの最高執行責任者(COO)を務めるサンドリーヌ・ガルノーも、主催者が契約延長に前向きであることを認めた。
「4日間開催し、街全体を巻き込むイベントにしたいと考えています」とガルノーは語った。
「F2、そして可能であればF3も招致することについて、私たちは毎日のように話し合っています」
一方で、F2の追加開催に伴う課題も大きかった。直前のスケジュール変更が行われたため、ヘアピン付近の15番スタンド後方には仮設パドック施設が建設された。
ミシェル代表によれば、F2の魅力の一つは、ファンがパドックへ直接アクセスできる点だという。
「F1では、マシンが“国家機密”のように扱われているので、各チームが作業内容を隠しています。しかしF2では、ファンがマシンやガレージを間近で見られるんです」とミシェル代表は笑顔で語った。
「F2では全員が同じマシンを使っていますからね。」
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