・サウジアラビアは新たなF1開催地としてサーキット建設を進めている
・サーキットを含むプロジェクト全体の進捗は39%に到達している
・ジェッダに代わる新サーキットは2028年のデビューを予定している
中東情勢の悪化により、2026年のジェッダGP開催中止を余儀なくされたサウジアラビア。しかし、それでも同国のF1への野望は衰えることなく、むしろ加速している。
現在の市街地サーキットが使用できない状況となる中、注目は国家の長期プロジェクト「キディヤ」へと再び移っている。主催者はこのほど、建設の進捗に関する最新情報を発表した。
※キディヤ(Qiddiya):サウジアラビアが首都リヤド近郊で進めている、F1・観光・エンタメを融合させた未来都市プロジェクト
公式発表によると、未来型サーキット「スピードパーク・トラック」を含むプロジェクト全体の建設進捗は、現在39%に達しているという。
設計の中心となるのが、「ザ・ブレード(The Blade)」と呼ばれる巨大構造物だ。高さ70メートル、20階建てのビルに相当する高架式コーナーが形成されるとされている。
設計を手掛けたのは、元F1ドライバーのアレックス・ブルツと、数多くのF1サーキットを設計してきたヘルマン・ティルケである。
このブレードは視覚的なランドマークであると同時に、観客がひとつの場所からより広範囲のコースを見渡せるよう設計されている。
新たに公開された建設現場の写真では、急勾配のランプ状セクション(傾斜区間)が急速に形作られている様子が確認されており、プロジェクトの規模と野心の大きさを改めて示している。
主催者は声明で次のように述べている。
「キディヤ・シティの建設は急ピッチで進んでおり、この巨大プロジェクトは日々完成に近づいています。我々の開発と進捗に引き続き注目してください。夢を現実へと変えていく様子をぜひ見届けてください」
キディヤ・サーキットは、2021年からF1を開催してきたジェッダ市街地レースに代わる存在として計画されており、現在の契約が満了する2027年以降に置き換えられる見込みだ。
スケジュール通りに進めば、この新サーキットは2028年にカレンダーへ初登場し、F1史上最も革新的なコースのひとつとなる可能性がある。
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