【動画・画像:TV放送予定】佐藤琢磨がインディ500で歴代11人目の3勝目狙う!予選2位から挑む決勝は25日(日)、生中継&NHK無料放送あり

2025年05月22日(木)7:03 am

記事要約


・佐藤琢磨がインディ500予選2位、3度目Vへ好位置スタート

・信頼のチームと再結集し、再構築マシンで快走を披露

・決勝は5月25日深夜GAORA生中継、NHK BSでも録画放送あり


NTTインディカー・シリーズの第109回インディアナポリス500マイル(通称インディ500)に向けた予選が、5月17日(土)と18日(日)に行われ、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL)が予選2番手を獲得した。25日(日)の決勝レースでは、フロントロー(最前列)からスタートする。

2025年インディ500決勝レースの1列目に並ぶ3名で記念撮影。(C)Penske Entertainment: Chris-Owens

■インディ500 放送日時
インディ500決勝は、2025年もGAORA SPORTSが生中継・生配信を行う。また、NHK BSでの録画放送も決定している。

■GAORA SPORTS(有料)
2025年5月25日(日)23:00〜6:00(7時間・生中継)
【実況】村田晴郎 【解説】松田秀士、レーサー鹿島
視聴方法:スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTV、auひかりテレビサービス、GAORAオンデマンド、SPOOX、ニコニコ生放送

■NHK BS(無料)
番組名:「完全放送 インディ500 佐藤琢磨 3度目の栄冠に挑む!<2025>」
放送日時:2025年5月27日(火)午前0:10〜3:40(録画放送・3時間30分)
【実況】ピエール北川 【解説】中野信治 【リポーター】福原顕志

(C)NHK

■最高のチームを結成した佐藤琢磨、予選2番手から3度目の優勝を狙う

100年を超える歴史を誇るインディ500の予選は、2日間にわたり全4セッションで構成される独自のフォーマットで実施される。スポット参戦の佐藤琢磨にとっては、昨季途中から導入されたハイブリッドパワーユニットを今回初めて扱うことになり、すでにシステムに慣れたレギュラー勢に対して不利な状況での挑戦だった。

佐藤はこの一戦のために、過去の優勝経験をともにした信頼の厚いメンバーを自ら招集し、自分専属のチームを結成。インディ500のような超高速レースでは、一瞬の判断と密なコミュニケーションが結果を左右するため、言葉を超えた“あうんの呼吸”が欠かせない。そして、ドライバーのために全力を尽くす結束力が勝利への鍵となる。

今回の予選では、まさにそのチームワークが結実した。佐藤はテスト中に大クラッシュを喫したが、チームは通常2カ月かかるマシンの再構築をわずか2週間で完了。新たに仕上げたマシンでプラクティスと予選に臨み、着実に調整を重ねていった。

予選中も短いセッション時間の中でチームと密に連携を取り、佐藤好みのフィーリングへと近づけた。その結果、見事2番手タイムを叩き出し、フロントローを確保。過去に共に戦い、勝利を分かち合ってきたチームとの信頼関係と結束は、佐藤の最大の武器となっている。

予選後、佐藤はマシンの仕上がりについて「50点」としながらも、自身のドライビングには「ノーミスだった」と手応えを語った。翌日のプラクティス8では3番手タイムを記録し、決勝仕様のセットアップに変更したことで「70点」まで仕上がったという。50点の状態で予選2番手という実力を見せつけたあたり、やはり佐藤はレジェンドだ。

火曜から木曜にかけてはメディアデーやファンイベントが続くが、佐藤は「毎日エンジニアとデータを見直し、しっかりクルマを作っていきます」とコメント。最終調整となる23日(金)の「カーブデー」では「90点」を目指すと語っている。

■ハイライト動画:2025年インディ500予選2日目(Qualifying Highlights - Day 2 | 2025 Indianapolis 500 | INDYCAR SERIES)

■佐藤琢磨の予選後コメント

「やりました!フロントローに戻ってきました。この結果はチームにとってものすごく嬉しいもので、スタッフ全員を誇りに思います。アマダのマシンは完璧でした。自分たちの持てるものすべてを引き出すことができました。(ポールポジションを獲得した)ロバート・シュワルツマン(プレマ・レーシング)とは本当に僅差でした。彼には心からおめでとうと申し上げます。HRC(ホンダ・レーシング)のことを誇りに思うとともに、彼らをフロントローに押し上げたことを誇りに思います。僕たちはすべてをひとつにまとめあげ、ついに完璧に近いバランスを手に入れました。これはまさにチームの功績です。インディ500が楽しみで仕方ありません」

2025年インディ500予選2位を獲得した佐藤琢磨とフランスF4に参戦している息子の佐藤凛太郎(C)Penske Entertainment: John Cote

■勝ち方を知る佐藤琢磨に高まる期待
決勝レースのスターティンググリッドは1列に3台、全33台で500マイル(約800km)を走破する。平均時速は約300km/h、レース時間はおよそ3時間におよぶ。

インディ500は、F1モナコGP、ル・マン24時間レースと並ぶ世界三大レースの一つに数えられ、佐藤はこれまで2度の優勝を経験。その偉業はF1チャンピオンからも尊敬を集める存在だ。

2017年の初優勝は予選4番手、2020年の2度目の優勝は予選3番手から。そして今回2025年は、自身最高の予選2番手からスタート。3度目の優勝を狙う。なお、インディ500で2勝以上を挙げたドライバーは歴代で14人、3勝以上を挙げたドライバーはわずか10人しかいない。48歳のベテラン佐藤琢磨に対する期待は、日増しに高まっている。

2025年インディ500に参戦している佐藤琢磨ら優勝経験者たち(C)Penske Entertainment

■インディ500予選フォーマット 全体概要
・決勝進出は33台のみ。
・予選1日目:全ドライバーがタイムアタック(アテンプト)を実施。上位12台が「トップ12予選」へ。13〜30番手はこの時点で決勝グリッド確定。
・予選2日目:「トップ12予選」の上位6台が「ファイアストン・ファスト6」へ。1〜6番グリッドを決定。
・エントリーが33台を超えた場合、初日に30位以内に入れなかったドライバーは「ラストチャンス予選」へ。

■フルフィールド予選(土曜 11:00〜17:50)
・各車1回のタイムアタックが保証され、出走順は前日のくじ引きによって決定。
・上位30台が決勝出場権を獲得し、13〜30番手のグリッドも確定。
・上位12台は2日目の「トップ12予選」へ。
・エントリーが33台超の場合、31位以下は「ラストチャンス予選」へ進む。

2回目以降のタイムアタックでは、以下の2レーンから選択可能:
・レーン1(優先レーン):既存のタイムを破棄し、優先的に出走。
・レーン2:タイムを保持したまま出走できるが、順番は後回し。

■トップ12予選(日曜 16:05〜17:05)
・予選1日目の上位12台が出走。
・タイムの遅かった順にアタックし、7〜12番手グリッドを決定。
・最速6台が「ファイアストン・ファスト6」へ進出。

■ラストチャンス予選(日曜 17:15〜18:15)※33台超エントリー時のみ
・31〜33番手を争う最終予選。
・1回のタイムアタックが保証され、時間内であれば再挑戦可能。
・残り10分までは、クールダウンラップ後に再出走の列に並ぶことができる。
・撤回されない限り、最新のタイムは有効。

■ファイアストン・ファスト6(日曜 18:25〜18:55)
・「トップ12予選」上位6台が出走し、1〜6番グリッドを争う。
・出走順は「トップ12予選」での遅かった順。
・各車1回のアタックが保証され、最速ドライバーには「NTT P1アワード」が授与される。

■インディ500 決勝
・1列に3台、全11列33台でスタート。
・全長500マイル(約800km)を走破。
・平均時速は約300km/h、最高時速は380km/h超。
・レース時間は約3時間。
・優勝者はシャンパンではなく「牛乳」で祝福される伝統がある。これは1930年代にルイス・メイヤーが好んで飲んだことに由来し、地元乳業会社のプロモーションにより定着した。全ドライバーは事前に無調整・低脂肪・無脂肪などから選択する。佐藤琢磨は「2%」を選択した。

・6週間限定でアメリカ中西部8州13,000以上の小売店でインディ500特別仕様ミルクが販売されている。

・優勝者はスタート/フィニッシュラインに残るレンガにキスをする「“キス・ザ・ブリックス(Kiss the Bricks)”」の儀式も恒例行事となっている。これは1996年、NASCAR王者デール・ジャレットが始めた伝統だ。

2017年インディ500初優勝時、レンガにキスをする佐藤琢磨とチームスタッフ

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