・ラッセルはメルセデスへの監視強化に対しスポーツの常とし問題視しない姿勢を示した
・メルセデスの技術に疑問が出る中ラッセルは優位性を否定し冷静な見解を示した
・ラッセルはルール変更や技術問題の影響は小さいとしシーズンの長期戦を見据えている
日本GPの舞台である鈴鹿での新たな技術に関する議論が行われる中、メルセデスのジョージ・ラッセルは、シーズン序盤を支配するメルセデスに対する監視が強まっていることについて、「これがこのスポーツの在り方だ」と冷静な姿勢を見せた。
フェラーリを筆頭とするライバルチームは、これまでにメルセデスのエンジン挙動や、今回問題となっている「アクティブ・フロントウィング・システム」に疑問を呈しており、その結果、ルールの微調整やFIAへの明確化要求が相次いでいる。
しかし、現在ポイントリーダーのラッセルは、この状況に何ら問題はないと強調する。
「正直に言って、これがこのスポーツの常です。昔からずっとそうでした。
僕たちは今のポジションにたどり着くために懸命に努力してきました。最高のチームが勝つべきです。
ここ4年間は厳しい時期を過ごしました。
その間、他の2チームが支配して勝利していました。
僕たちが再びトップ戦線に戻ってきただけで、誰もが僕たちを抑え込もうとするのは正しいとは思えないですね」と現在チャンピオンシップ首位のラッセルは語った。
またラッセルは、FIAが最近導入した予選での回生エネルギー量制限の変更についても、その影響はごく小さいと見ている。
「ほんの小さな変更に過ぎません。何かが大きく変わるわけではないです」と述べ、「バッテリーから回収できるエネルギーが減るため、より賢く使う必要があります。それだけの小さな調整ですよ」と語った。
中国GP後に論争となっているフロントウィングの問題についても、ラッセルとチームメイトのキミ・アントネッリは、いわゆる「2段階式」のアクティブ動作による意図的なアドバンテージ(優位性)を否定した。
「あれは意図したものではなく、決して有利に働くものでもなかったんです。むしろ問題であり、現在解決に取り組んでいます。
即座に解決できるものではありませんが、アドバンテージは全くなかったんです。ブレーキング時でもフロントウィングは開いたままで、キミがレース中にロックアップした際には、このウィングの挙動が影響したと思います」とラッセルは説明した。
アントネッリもこれに同意し、その挙動は設計上の特徴ではなく「不具合」だと述べた。
「技術的な問題が発生し、実際にはアドバンテージどころかトラブルの原因になっていました。
ただ、批判や疑惑が出るのは理解できます。新レギュレーション導入初年度に勝つチームには、常にそうした目が向けられるものですから」とアントネッリは語った。
FIAも監視強化へ・・・メルセデスF1の2段階式ウイングは「完全に閉じ切っていない」優位性が問題提起