F1カタール&アブダビGP開催判断は9月中旬以降 中東情勢次第で「最終戦は欧州」

2026年08月23日(日)16:00 pm

記事要約


・F1はカタールGPとアブダビGPの開催可否を9月中旬以降に判断

・開催が困難になった場合は欧州でシーズンを終える方針

・欧州と極東市場の成長を注視、アフリカでの開催交渉も順調


F1は、2026年シーズン終盤に予定されているカタールGPとアブダビGPについて、開催可否を9月中旬以降に判断する方針だ。

F1のステファノ・ドメニカリCEOは、ほかの主要選手権とも連携しながら、中東情勢の推移を見極めていることを明らかにした。

「私たちは、ほかのすべての選手権と連絡を取っています。例えば、FIA世界耐久選手権(WEC)は、シーズン終盤に中東へ行かず、欧州にとどまることを発表しました」

■F1はまだ決断せず「可能な限り時間をかける」

一方、ドメニカリCEOは、F1が現時点で同じ判断を下したわけではないと強調した。

「私たちの方針は、状況がどのように推移するかを見極めるため、可能な限り時間をかけ、適切なタイミングで判断することです。その判断は9月中旬以降になります」

現時点では、カタールGPとアブダビGPはいずれも予定通りカレンダーに残っており、両大会ともチケットはすでに完売している。

ただし、両大会の開催が不可能になった場合、ドメニカリCEOは欧州でシーズンを終えることになると説明した。

「当初の計画が不可能になった場合、ほかの地域へ行くことはできないため、欧州でシーズンを終えることになります。したがって、最終戦は欧州で開催されます。いくつかの選択肢を検討していますが、現時点で何かを約束したり、予測したりするのは適切ではありません」

代替開催地の候補としてイタリアのイモラも挙がっているが、ドメニカリCEOは、現時点で合意に至っていないと強調した。

■収益減少も影響 欧州と極東市場の成長を注視

今年の中東情勢による日程の混乱がF1の収益減少に大きく影響しており、今後のカレンダー戦略では中東への依存度が低下する可能性もある。

ドメニカリCEOによると、欧州の重要性が再び高まっている一方、中国を含む極東市場も急速に成長しているという。

「欧州については、数字が伸びており、再び重要な市場になりつつあるため、注意深く見ています。極東は、飛躍的な成長が期待できる新たな市場になりつつあります」

■アフリカ開催交渉も「非常に順調」

アフリカでのF1開催についても、引き続き選択肢のひとつとして検討されている。

「私が言えるのは、アフリカでの交渉が非常に順調に進んでいるということです。ポルトガルでは来年開催され、トルコも加わります。つまり、将来的にグランプリを開催できる場所はほかにもあるということです。」


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