【ホンダF1】HRC社長交代を発表 セパンで4ポイントもPU評価は慎重、アロンソは次戦に期待
ホンダ・レーシング(HRC)が、計画的な定期人事の一環として社長交代を発表した。
アストンマーティンとのF1活動では、厳しい戦いが続いているものの、直近のレースで改善の兆しも見え始めている。
ワークス体制での初年度を迎えたアストンマーティン・ホンダは、厳しい戦いが続いている。それでも、10月4日にマレーシアのセパンで行われたバーレーンGPでは、フェルナンド・アロンソが8位に入り、今後につながる明るい材料を得た。
■HRCは計画的な定期人事と説明
HRCは10月5日、渡辺康治代表取締役社長が2027年1月1日付で退任し、安田啓一代表取締役副社長が後任に就くと発表した。
渡辺社長は2022年からHRCを率い、二輪と四輪のレース活動の統合や、ホンダのF1復帰に重要な役割を果たしてきた。発表に際して、次のように述べている。
「残りの3カ月も、最後まで勝利を目指して尽力してまいります」
ホンダは今回の交代を、計画的な定期人事の一環と説明した。『GMM』は、F1での苦戦を受けた対応ではないと伝えている。
後任の安田副社長は、組織の強化を優先する考えを示している。
「勝利に向けて人への投資と組織の強化に力を入れてまいります」
■4ポイント獲得もPUの競争力は慎重に評価
一方、ホンダF1のトラックサイド・ゼネラルマネージャー兼チーフエンジニアを務める折原伸太郎氏は、セパンでの4ポイント獲得が、必ずしもパワーユニット(PU)の競争力を示すものではないと認めた。
「今回の結果が私たちのPUの実力をそのまま反映しているわけではありませんが、全員が力を合わせて最大限の結果を引き出し、選手権で4ポイントを獲得できました。イタリアGP、スペインGP、アゼルバイジャンGPは、ホンダにとって非常に厳しいレースでした。改善幅は大きくありませんが、今も改善に取り組んでいます」
折原氏はスペイン紙『AS』に対し、雨のコンディションがPUのエネルギーマネジメントに思いがけずプラスに働いたと説明した。
「興味深かったのは、雨のコンディションではエネルギーが不足しなかったことです。この経験をシンガポールでも生かせます。そこでもバッテリーの電力を十分に確保できるかもしれません」
■慎重なクラック、次戦に期待するアロンソ
アストンマーティンF1のチーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、今回の改善を過大評価しないよう慎重な姿勢を示した。
「スペインGPとアゼルバイジャンGPでは、まったく競争力がありませんでした。ですから、今回の結果を冷静に受け止める必要があります」
それでも、2027年もチームに残るアロンソは、シンガポールGPでもチャンスがあるとみている。
「次のシンガポールGPには、大いに期待しています。マレーシアよりも、僕たちのマシンの特性に合うコースです。今回のパフォーマンスは励みになりました。同じ結果を、あるいはそれ以上の結果を目指しています。」
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