【F1】冷却ベスト巡りドライバー間で賛否両論 コストキャップ除外案から「禁止すべき」の声まで

2026年10月11日(日)18:30 pm

記事要約


・シンガポールGPで冷却ベストを巡るドライバー間の意見の違いが鮮明に

・サインツ、ラッセルの予算上限除外案に反論 各チームの開発の優先順位を強調

・ハジャーは「禁止すべき」と主張 フェルスタッペンも自身には不要との立場


F1シンガポールGPで、ドライバーの暑さ対策として導入されている冷却ベストを巡り、意見が分かれている。メルセデスのジョージ・ラッセルが開発費を予算上限(コストキャップ)の対象外とするよう求めたのに対し、ウィリアムズのカルロス・サインツは、どこに予算を投じるかという優先順位の問題だと反論した。

■サインツ、ラッセルの予算上限除外案に反論

ラッセルは、マシンのほかの開発に充てる予算を削らずに、冷却システムを改良できるようにすべきだと主張している。

一方、サインツは、ウィリアムズが冷却ベストの開発を優先し、その成果を得ていると説明した。

「今年、僕たちがチームとしてうまく開発できたものを一つ挙げるなら、それは冷却ベストです。間違いなく、アレックス(アレクサンダー・アルボン)と僕にとって、マシン内での快適性が高まりましたし、これを使えることをとてもうれしく思っています」

さらに、サインツは予算配分について、次のように語った。

「どこに予算を投じるかという問題だと思います。メルセデスの考え方は理解できます。でも、僕たちは冷却ベストの開発をより優先してきました。彼ら以上に優先してきたのかもしれません。だからこそ、僕たちのシステムの方がうまく機能しているのです」

■アロンソも、改善は各チームが取り組むべき課題

アストンマーティンのフェルナンド・アロンソも、冷却ベストの改善は各チームが自ら取り組むべき課題だとの考えを示した。

「それを改善するのはFIAの役割ではなく、それぞれのチームが取り組むべきことだと思います」

■ハジャーは「禁止すべき」、フェルスタッペンは自身には不要と主張

一方、冷却ベストの使用そのものに否定的なドライバーもいる。

レッドブルのイザック・ハジャーは、禁止を求める立場を明確にした。

「僕は冷却ベストを禁止すべきだと思います」

理由を尋ねられると、ハジャーは短く答えた。

「F1は過酷であるべきだからです」

チームメイトのマックス・フェルスタッペンも、自身には冷却ベストは必要ないとの姿勢を変えていない。

「僕には必要ありません。マシンの中に余計なケーブルがたくさんあるので、それによって体の動きまで制限されてしまうんです」

■ルクレールは「15~20周でも恩恵を受けられる」と評価

これに対し、フェラーリのシャルル・ルクレールは、冷却効果の持続時間が限られていても、使用する価値はあると考えている。

「15周か20周くらいは、かなりうまく機能します。少なくともその間は、僕も冷却効果の恩恵を受けられます。それをありがたく思っています。」


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