【F1】ルワンダと10年契約、アフリカで複数GP開催も FIA会長は2030年のV8復活に言及

2026年10月15日(木)16:30 pm

記事要約


・F1がルワンダと10年契約を締結 2030年代初頭にアフリカGP復活へ

・ブルツはアフリカでさらに1~2戦の開催を予想、南アフリカも意欲

・FIA会長、2030年のV8エンジン導入に言及 マシンを約80kg軽量化する構想も


F1がルワンダでのグランプリ開催に向けて10年間の契約を締結し、アフリカ大陸への復帰が正式に決まった。しかし、アフリカで開催されるF1グランプリは、ルワンダだけにとどまらない可能性がある。

■ルワンダがF1と10年契約、アフリカで複数GP開催の可能性

F1とFIA(国際自動車連盟)は、2030年代初頭からルワンダでグランプリを開催するための10年間の契約を発表した。新たな常設サーキットは、首都キガリの南約40kmに位置するブゲセラに建設される予定だ。

サーキット設計に自身の会社が関わる元F1ドライバーで、GPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)会長のアレックス・ブルツは、オーストリアの公共放送『ORF』に対し、次のように語った。

「アフリカでは、さらに1戦か2戦のグランプリが開催されるかもしれません」

ブルツは、新サーキットのレイアウトにも期待を寄せている。

「美しいサーキットです。2つの丘の間に位置し、すぐそばには美しい湖があります。ドライバーにとってはジェットコースターのようなコースになるでしょう。非常に高速で、流れるようなレイアウトです」

建設工事は近く始まる見通しで、ブルツは「工事は急ピッチで進められるでしょう」と語った。

■南アフリカも開催に意欲「なぜ欧州は7戦でアフリカは1戦なのか」

ルワンダでのF1開催が決まった一方、南アフリカのゲイトン・マッケンジー・スポーツ相は、自国での開催を引き続き目指す姿勢を強調した。

「これは、どちらか一方しか実現できないという話ではありません。南アフリカかルワンダか、そのどちらかを選ばなければならないわけではないのです。私たちはルワンダの成功を願っています。ヨーロッパでは7戦も開催されているのに、なぜアフリカは1戦だけなのでしょうか。そんなことはあってはなりませんし、決してそうはならないでしょう」

■FIA会長、2030年のV8復活に言及 約80kgの軽量化構想も

FIAのモハメド・ベン・スレイエム会長は、ルワンダでのF1開催発表に際し、2030年のV8エンジン導入についても言及した。

「2030年に向けて素晴らしいのは、私たちが協力して取り組んでいることです。新しいV8エンジンは2030年に導入されるため、ルワンダでの初レースでも、このエンジンが使われることになります」

同会長はさらに、将来のF1マシンを約80kg軽量化し、エンジンの研究開発費も大幅に削減する構想を示した。

ただし、ルワンダとの開催契約には批判も上がっている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、F1がポール・カガメ大統領率いるルワンダ政府に対し、スポーツを利用して人権問題から目をそらし、国家のイメージを改善する「スポーツウォッシング」のための成果を与えていると非難した。


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