【F1】2027年からレース距離短縮へ!305kmから290kmに変更 将来の「V8復活」にはメーカー各社が合意とビノット代表が明かす

2026年09月23日(水)7:00 am

記事要約


・2027年からF1の標準レース距離を305kmから290kmへ短縮

・電動依存度の引き下げに伴う燃料搭載量の増加とマシンへの影響を軽減

・アウディF1のビノット代表、将来のV8導入ではメーカー各社が「全員納得」と明かす


F1は2027年から、グランプリのレース距離を短縮する。ロンドンで開かれた最新のF1コミッションで、標準レース距離を305kmから290kmへ変更することが承認された。これにより、各グランプリは現在より2~3周程度短くなる見通しだ。

■2027年からレース距離を305kmから290kmへ短縮

F1コミッションは、2027年から標準レース距離を現在の305kmから290kmへ短縮することを承認した。サーキットによって異なるものの、各レースは現在より2~3周程度短くなる。

今回の変更は、2027年のパワーユニット規則にさらなる調整が加えられることに伴うもので、燃料流量に関する変更も含まれている。

電力への依存度を引き下げることで、レースを走り切るために必要な燃料は増加する。そこでレース距離を短縮し、燃料搭載量の大幅な増加を抑えることで、より多くの燃料を積むためにマシンを大幅に再設計する事態を避ける狙いがある。

■ビノット代表「V8については全員の考えが一致している」

一方、さらに長期的なF1エンジンの方向性について、アウディF1プロジェクト責任者も務めるマッティア・ビノット代表は、イタリアの『automoto.it』に対し、将来のV8エンジン導入については、メーカー各社の考えがすでにおおむね一致していると明かした。

「V8については、私たち全員の考えが一致しています。そこは議論の対象ではありません。重要なのは、8気筒エンジンにハイブリッドコンポーネント※やターボチャージャー、あるいは何か別のものを組み合わせるべきなのかを見極めることです」

※ハイブリッドコンポーネント(構成部品):エンジンと組み合わせて動力を生み出す電動システムの部品。主に電気モーター、バッテリー、パワーコントロールユニット(PCU)などを指す。

ビノット代表によれば、重要なのは単純なエンジン形式ではなく、その効率だという。

「エンジン形式そのものよりも、エンジンの効率について考えるべきだと思います。市販車もその方向へ進んでいます。F1がイノベーションのためのプラットフォームであり続けたいのであれば、この道を進まなければなりません」

■次世代エンジン規則の前倒しには否定的

ただしビノット代表は、次の大幅なエンジン規則変更を、例えば2031年から2030年へ前倒しする必要はないとの考えを示した。

「そうは思いません。その理由のひとつは、今回のレギュレーションが決して失敗だとは考えていないからです。前回の大きな変更は2014年で、当時はひとつのチームが圧倒しました」

「現在は、ポールポジションや優勝を争えるチームが複数あります。批判するのは簡単ですし、それが建設的な場合もありますが、見応えのあるレースは実現しています。F1は成功しており、人々は純粋な情熱を持ってグランプリを見ています。」


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