【F1グリッド降格】フェルスタッペンとローソン、FP2接触で双方に処分「シートを争っているのに」 来季候補ツォロフは好評価/メキシコシティGP

2026年10月31日(土)13:45 pm

記事要約


・フェルスタッペンとローソンがFP2で接触、双方に降格とペナルティ

・互いの走行を巡り主張が対立、スチュワードは不必要な行動を問題視

・来季シート候補ツォロフ、初FP1でリンドブラッドに0.126秒差と好評価


10月30日(金)、2026年F1第19戦メキシコシティGPのフリー走行2回目(FP2)で、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)が接触した。

デブリ回収のための赤旗中断を招いたこの一件について、スチュワードは両者に、次に出場する決勝での1グリッド降格とペナルティポイント1点を科した。

■互いに譲らず接触、フェルスタッペンのマシンが破損

発端はスタジアムセクションのターン12。フェルスタッペンがローソンのイン側から前に出ようとすると、ローソンも続く左コーナーで抜き返そうとした。

両者は並走を続け、フェルスタッペンがコース外の縁石を越えてコースに戻る際、ターン14で接触。レッドブルのマシン左側の空力パーツが大きく破損し、コース上に散らばったデブリを回収するため、セッションは一時赤旗中断となった。

フェルスタッペンはガレージに戻った後、左側のフロア周辺に大きな損傷を残したまま走行を再開。最終的に5番手でFP2を終えた。

■ローソン「僕に突っ込んできました」 フェルスタッペンも反論

接触直後、ローソンは無線で「彼が僕に突っ込んできた!本当に突っ込んできた!毎週末だよ」と不満を訴え、自分がぶつけられたとの認識を示した。

一方、フェルスタッペンの説明は異なる。小さな問題があったため、アウトラップでペースを上げていたところ、ゆっくり走っていたローソンに追いついたという。しかし、自分の接近に気づいたローソンも加速し、続くヘアピンではコース外へ押し出そうとしてきたと主張した。

セッション後、フェルスタッペンはローソンの来季の立場にも言及。「シートを争っているときに、賢い行動ではありません」と批判した。

■スチュワードは双方の行動を問題視

英国のF1専門メディア『PlanetF1.com(プラネットF1)』によると、接触に至る段階で、フェルスタッペンは準備周回、ローソンは次のアタックに備えるクールダウン周回を走行していた。

スチュワードは、当日のチームマネージャー会議で警告が出されていたにもかかわらず、両者が容認できない行動を取ったと判断。両ドライバーも、一連の動きが不必要で不器用なものだったと認めたという。今年の類似事例や事前の警告などを踏まえ、正式な警告にとどめず、グリッド降格を科した。

レーシングブルズF1のアラン・パーメイン代表も、練習走行での争いは不必要だったとして双方を批判。両者とも、もっと適切に対応できたはずだとの見解を示した。

■来季候補ツォロフ、初FP1でリンドブラッドに0.126秒差

一方、レーシングブルズでは2027年のドライバー選考にも注目が集まっている。チームはローソン、アービッド・リンドブラッド、レッドブル育成のニコラ・ツォロフの3人を、2つのシートの候補として検討している。

19歳のツォロフは、今回のFP1でローソンに代わってF1公式セッションに初出走。「1分19秒604」で12番手となり、10番手のリンドブラッドに「0.126秒差」まで迫った。

パーメインは、今回の走行をシート獲得のオーディションとは位置づけず、既にF2で示している速さ以上に、マシンやセットアップ変更についてのフィードバックや、走行後のミーティングでの対応を重視していたと説明した。

走行後には、マシンを無事に走らせ、有益な情報をチームに提供したとして、初セッションの内容を高く評価した。

ただし、ツォロフへの交代が決まったわけではない。ローソン自身もメキシコGPで、特にシーズン後半のパフォーマンスに自信を示し、「これ以上、何を求められているのか分かりません」という心境を明かしている。

ツォロフが初FP1で評価を得た一方、ローソンはFP2でフェルスタッペンと接触し、決勝のグリッド降格処分を受けることになった。来季の選考が注目される中、ローソンには残る週末での挽回が求められる。

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