・アストンマーティンは2026年に向け組織を刷新し、ニューウェイが代表就任、コーウェルは戦略部門へ移行
・内部では幹部離脱や解雇候補報道が相次ぎ、ニューウェイとコーウェルの関係悪化も噂された
・ホンダ製PUの重量懸念など憶測もある中、ストロールは体制変更で強み最大化を狙うと強調
アストンマーティンがパドックを驚かせた。2026年からエイドリアン・ニューウェイがチーム代表に就任し、アンディ・コーウェルは新設の戦略担当ポジションへ異動することが正式発表された。
ここ数週間、シルバーストーン拠点のチーム内部では緊張が高まり、複数の幹部クラスが相次いで離脱するなど不穏な動きが続いていた。
ドイツ『Auto Motor und Sport』のトビアス・グルナーは「7人の主要エンジニアが“解雇候補”となっていた」と報じ、その中には空力部門責任者のエリック・ブランダンも含まれていたという。しかも、その多くがニューウェイの“古巣”であるレッドブルから引き抜かれた人材だったと指摘している。
またグルナーは、ニューウェイとコーウェルの関係が次第にぎくしゃくしていたとも伝えている。「ラスベガスでは、裏側で事態が緊迫しているという噂が飛び交っていた」とし、クリスチャン・ホーナーやアンドレアス・ザイドルが“次期チーム代表候補”として取り沙汰されていたという。
しかし最終的にローレンス・ストロールは、この役職をニューウェイ自身に託す決断を下した。66歳のニューウェイは「静かで天才的な技術者」という評価であり、典型的なチームボス像とは異なるだけに、この人事はパドックでも驚きをもって受け止められた。
一方でコーウェルは、ホンダ、アラムコ、バルボリンとの協力体制や2026年の新パワーユニット統合を統括するチーフ・ストラテジー・オフィサーとしてチームに残る。
さらにアストンマーティンの2026年プロジェクトについては「新しいホンダ製パワーユニットが数キロ重い」という噂も浮上しているが、チームはこれを認めていない。
アストンマーティンは水曜日遅くにこの組織再編を正式発表した。
ニューウェイは「この新たな役割を引き受けることを楽しみにしています」とコメント。ストロールは「この変更により、チームが持つ強みを最大限に発揮できるようになる」と述べた。
なお、コーウェルが現在の代表職に就いていた期間はわずか1年強だった。
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