【FIA F3】加藤大翔、9番手から大逆転で初優勝!山越陽悠も3位、日本人2人がモンツァ表彰台

2026年09月06日(日)2:12 am

記事要約


・加藤大翔が9番手から追い上げ、FIA F3初優勝

・山越陽悠が3位に入り、日本人ドライバー2人が表彰台

・2位スレーターは選手権リードを17ポイントに拡大


加藤大翔、モンツァで9番手から大逆転!FIA F3初優勝 山越陽悠も3位、日本勢2人が表彰台

約1カ月のサマーブレイクを経て再開したFIA F3 2026シーズン。9月5日にイタリアのモンツァ・サーキットで第8戦スプリントレースが行われ、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)所属の加藤大翔(ARTグランプリ)がFIA F3初優勝を飾った。

9番グリッドからスタートした加藤は、序盤から積極的にポジションを上げ、セーフティカーが相次ぐ荒れた展開のなかで着実に上位へ進出。終盤の激しいトップ争いを制し、18周のレースをトップでチェッカーフラッグを受けた。

12番グリッドから追い上げた選手権リーダーのフレディ・スレーター(トライデント)が2位。山越陽悠(ファン・アメルスフォールト・レーシング)も3位に入り、日本人ドライバー2人がモンツァで表彰台に立った。

■加藤大翔、9番グリッドから一気に上位へ

予選4位だった加藤は、予選上位12台がリバースグリッドとなるスプリントレースを9番手からスタートした。

1周目から積極的に前を狙い、第2シケインでひとつポジションを上げる。4周目には前方で接触が発生したが、加藤は混乱をうまく切り抜けて一気に4番手まで浮上した。

その接触によってセーフティカー(SC)が導入され、レースは7周目に再開。加藤は再スタート直後のターン1でオーバーテイクを決め、3番手へ浮上した。

さらに9周目には2番手まで順位を上げ、開幕ラウンド以来となる表彰台だけでなく、優勝も狙える位置につけた。

■残り4周の激戦、加藤が首位へ

その後、再び接触によってセーフティカーが導入され、レースは14周目に再開された。

残り4周のスプリント勝負となるなか、加藤は後方からの攻撃をしのぎながら前との差を詰め、15周目に首位へ浮上した。

そこからは山越やスレーターも加わる激しい表彰台争いとなったが、加藤は最後までトップを守り続けた。

最終ラップではスレーターが背後まで迫ったものの、加藤はプレッシャーに屈することなくチェッカー。9番グリッドからの逆転で、待望のFIA F3初優勝を達成した。

■山越陽悠も3位、日本勢2人が表彰台

山越も終盤に存在感を示した。

一時は2番手まで浮上し、その後スレーターに先行を許したものの、最終ラップまで表彰台争いを展開。最後は3番手を守り切り、加藤とともに表彰台に立った。

12番グリッドから追い上げたスレーターが2位、山越が3位。モンツァのスプリントレースは、日本人ドライバー2人が表彰台を獲得する結果となった。

■加藤大翔「まだ勝ち方を覚えていました。本当に信じられない」

FIA F3初優勝を飾った加藤は、レース後に喜びを語った。

「本当に大きな意味のある勝利です。ここ数戦はパフォーマンス面でかなり苦しんでいて、僕自身もチームもフラストレーションがたまっていました。メルボルン以来、久しぶりに表彰台に戻ってくることができて、本当にうれしいです。」

「かなり長い時間がかかりましたが、まだ勝ち方を忘れていなかったみたいです。本当に信じられません。うまく言葉にできないくらいうれしいです。レースを通してマシンも素晴らしかったです。」

「チームのみんな、エンジニア、メカニック、そして応援してくれたファンの皆さんに感謝したいです。本当にたくさんの努力を重ねてきましたし、多くのサポートを受けてきました。モンツァでこうして走れて、そして勝つことができて、本当に感謝しています。」

■スレーターが選手権リード拡大

選手権リーダーのスレーターは今回の2位によって139ポイントとなり、14位に終わったタイトル争いのライバル、ウーゴ・ウゴチュクとの差を17ポイントに広げた。

加藤の優勝によってARTグランプリはチームランキング4位に浮上。モンツァでは加藤のFIA F3初勝利と山越の3位によって、日本勢が大きな存在感を示した。


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