【メルセデスF1】大型アップデートは失敗か? 最後尾スタートのラッセルは旧仕様、アントネッリは新仕様で比較・原因究明へ
メルセデスは、セパンで投入した大型アップデートがマシンの性能を低下させた可能性を受け、シンガポールGPで新旧の空力仕様を直接比較する。
■原因特定へ新旧仕様を比較
メルセデスF1の共同オーナーでもあるトト・ウォルフ代表は、チームにとって厳しい週末となったバーレーンGP in マレーシアを終え、比較テストの計画を明らかにした。
「マレーシアは、私たちにとって非常に厳しい週末でした。その後、本来のパフォーマンスを発揮できなかった理由を突き止めるため、懸命に取り組んできました。さらに調べるべき点はいくつか特定していますが、F1では簡単に答えが出るわけではありません。確かな結論を出すには、さらに裏付けが必要です」
ウォルフ代表は、セパンとはコース特性が大きく異なるシンガポールGPでの走行が、アップデート自体に問題があるのかを見極める助けになると説明した。
「そのため、週末を通じて最新のアップデートパッケージと従来仕様の両方を評価します。今後進むべき方向を、しっかりと把握するためです」
F1公式サイトが10月8日に伝えたところでは、ジョージ・ラッセルは旧仕様に戻し、アンドレア・キミ・アントネッリは新仕様を継続する方針だ。2台を異なる仕様で走らせ、その性能を比較する。
■ラッセルはPU交換で決勝最後尾へ
一方、ラッセルはセパンでのパワーユニット(PU)故障を受け、年間の使用基数上限を超えるPU構成部品の投入が必要となった。これに伴うグリッド降格ペナルティにより、日曜日のシンガポールGP決勝は最後尾からのスタートになるとチームは説明している。このペナルティは決勝に適用され、土曜日のスプリントには適用されない。
ウォルフ代表は次のように語った。
「ジョージには、PU交換に伴うペナルティという、さらなる課題もあります。マレーシアでのエンジン故障を受け、日曜日は最後尾からスタートします。先週末の彼の走りを考えると、本来ならもっと良い結果を目指して戦えていたはずで、それだけになおさら悔しいです」
その上で、ラッセルの追い上げを支える姿勢を強調した。
「今は、できる限り良いマシンを彼に用意し、順位を挽回するチャンスをつくることに集中しています。」
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