ウィリアムズとザウバー、予想外の好調でドライバーにプレッシャー

2012年06月01日(金)9:59 am

初優勝したばかりのパストール・マルドナード(ウィリアムズ)に対して、モナコGPではチームが失望を露わにした。

マルドナードは、スペインGP(5月13日決勝)では見事ポール・ポジションから初優勝を遂げ、名門と呼ばれていながら長らく優勝から遠ざかっていたウィリアムズに7年以上ぶりとなる勝利をもたらした。

しかしモナコGPでは、フリー走行で故意にセルジオ・ペレス(ザウバー)に接触したとして、10グリッド降格のペナルティを受け、決勝ではスタート直後の多重クラッシュの影響を受けて1周目にリタイアしている。

ウィリアムズのチーフオペレーションズエンジニアであるマーク・ジランは、こう話した。「われわれのクルマには、予選で4位か5位になれるだけの力があった。レースペースも良かったから、このレースでしっかりポイントを獲得できずに終わって落胆している」

マルドナードがペレスと接触した件について聞かれるとジランは、「あの事故は避けられるものだったと思うし、だから残念だ。従って、あのペナルティも納得できる」と述べた。

スペインGPでの見事な優勝を踏まえても、ルノーエンジンを搭載したウィリアムズFW34の今年の競争力を考えれば、今回のマルドナードに対するチームの失望は、理解できるものだ。

ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』は、2012年のF1では、ウィリアムズとザウバーが空力的に最も優れていることがGPSのデータで証明されたとしている。スペインGPで空力が求められる3コーナーと9コーナーのデータを分析したところ判明したというのだ。

これを裏付けるようにモナコGPでは、ザウバーのペレスがファステストラップを記録した。それだけでなくペレスは「レース中長い間、コース上にいるドライバーの中で最速だった」とチーム代表のペーター・ザウバーが述べている。

「すべてがうまくいきさえすれば、どれだけのことをできる力がわれわれにあるか、この結果によってはっきり示せた」とザウバーは語り、次のように続けた。「今後、このチャンスを成功につなげられるかは、チーム全員に掛かっている」

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の記事を書いたマイケル・シュミットは、「コクピットにいるのがフェルナンド・アロンソやセバスチャン・ベッテル、ルイス・ハミルトンだったら、おそらくウィリアムズかザウバーのどちらかがチャンピオンシップの首位に立っていただろう」と書いている。

したがって、意外にも大本命となった2チームのドライバーにのしかかるプレッシャーは大きい。

ウィリアムズのジランはこう述べている。「モントリオール(カナダGP/6月10日決勝)を楽しみにしている。そこでも強いはずだと信じているからだ。しかし、予選でも決勝でも力を発揮する必要がある」

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