ニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)は、スペインのバレンシア市街地コースで開催されるヨーロッパGP(24日決勝)に向けて自信満々だ。
今のところメルセデスAMGが「断然最速のクルマだ」とロズベルグが断言したとドイツの『Sport1(シュポルト1)』が伝えた。ロズベルグは、第3戦の中国GPで自身F1初優勝を挙げ、第6戦のモナコGPでは2位になっている。
また、タイヤを供給するピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーは、ロズベルグのチームメートで、モナコの予選でトップタイムを出したミハエル・シューマッハを、ヨーロッパGPのポールポジションと優勝候補に挙げたと伝えられている。
ロズベルグはさらに「毎レース勝てる気がする」と話している。
ドライバーズランキングでは、ロズベルグは5位で、トップのルイス・ハミルトン(マクラーレン)から21ポイント離されている。しかし、ロズベルグは「(タイトル獲得は)可能だ」と語る。
「確かに、カナダは少し後退してしまった」とロズベルグは、前回のカナダGPで予選5位、決勝6位に終わったことについて触れた。
なかには、バレンシアでも同様の問題を抱えるのではないかと予想する関係者もいる。メルセデスAMGの2012年型車W03は、路面温度が高くなるとタイヤの性能低下が激しいと考えられており、バレンシアでもカナダ同様、路面温度が上がると予想されるためだ。
しかし、メルセデス・ベンツのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは否定している。
「カナダで路面温度が40度だったときのニコのペースを見れば、マシンが極端な環境でもきちんと走れることが分かる」
ロズベルグもハウグと同じ考えで、「その点については、僕たちは大きく進歩した」とコメントした。
チーム代表のロス・ブラウンも自信をのぞかせている。ただし、チームがミスを犯さず、信頼性を確保できれば、という難しい課題を掲げた。シューマッハはここまで7戦で4回リタイアしており、3回がマシントラブルとピット作業のミスによるものだった。
「両ドライバーに信頼性のあるマシンとトラブルのない週末をそろえてやることができれば、チャンスがあるのは明らかだ」とブラウンは述べた。
一方ハウグは、もし4月の中国GPから選手権が始まっていたら、今ごろロズベルグがドライバーズランキングで首位に立っていただろうと話し、開幕2戦でノーポイントに終わったことが尾を引いていると指摘した。
「目標は、あの時(中国GP)の勢いを続けていくことだ」とハウグは語った。