フェリペ・マッサ(フェラーリ)担当のレースエンジニアであるロブ・スメドレイが、マッサはほぼ完全に復調してきていると語った。
マッサは今年、フェラーリのレースドライバーとして7年目を迎えているが、今シーズンは開幕当初から結果が残せていなかった。そのため、関係者の中には、フェラーリが今シーズンいっぱいとなっている現在の契約満了を待たずしてシーズン途中でマッサを解雇するだろうと予想する者も出てきていた。
しかし、そのマッサもモナコGPで今シーズン初めて予選最終セッションのQ3に進出。続くカナダGPでもQ3への進出を果たし、前戦ヨーロッパGPでは混乱のレースの中でザウバーの小林可夢偉との接触などにより16位には終わったものの、レース中の力強いパフォーマンスに対してはフェラーリも称賛を送っていた。
レースエンジニアとしてマッサと緊密な関係にあるスメドレイは、次のように語っている。
「シルバーストン(イギリスGP/8日決勝)に向かおうとしている今、フェリペはドライビングや自信に関して、あとほんの少しで以前の状態に戻ろうとしているところだ」
「フェリペがここ最近のレースで見せた速さや、ドライビングや自信の持ち方をみれば、今シーズンが始まったころの彼とは別人のようだ」
「つまり、あとほんの少し足りないだけなんだ。多分、あとほんの1パーセントですべてが元通りになると思う」
今シーズン、フェラーリはマシンの戦闘力が高くなく、悪夢のようなスタートをきったものの、その後、驚くべき開発の進展を見せ、今ではフェルナンド・アロンソがドライバーズランキングのトップに位置している。
「もっと速いクルマにするためにはまだ改善が必要だということは秘密でも何でもないが、今週末のシルバーストンはわれわれにとってはいいチャンスだと思っている」とスメドレイは締めくくった。