フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はF1で最も年俸の高いドライバーだが、その金額に見合う価値があるドライバーだ。
アロンソがフェラーリから受け取っている年俸は2,500万ユーロ(約23億6,500万円)で、これは24日(火)にニューヨーク・ヤンキースへ移籍したイチロー選手の年俸1,700万ドル(約13億9,000万円)にレンジャーズのダルビッシュ有選手の年俸1,000万ドル(約7億8,000万円)を足しても及ばない金額だ。しかし、ブラジル人記者のリビオ・オリッキオは、アロンソの年俸はそれでも「お値打ち価格」だとドイツGP終了後のホッケンハイムで語った。
また、別の関係者も『Times(タイムズ)』紙に「フェラーリはアロンソにいくら払ってもまだ安い」と語る。
元トロ・ロッソのハイメ・アルグエルスアリは、『El Mundo(ムンド)』にこう話している。
「チームマネジャーであれば誰だって、安定して速く走ってくれてたくさんポイントを取ってミスをほとんどしないドライバーが欲しいと思うだろう」
「アロンソがフェラーリに与えているものは、まさにそれなんだよ」
ドイツGPで優勝し、混戦が続いていた2012年シーズンで最初に3勝目を手にしたアロンソは、ハンガリーGPをノーポイントで終わってもドライバーズランキングで首位を守れるだけの点差をつけている。アロンソはいい気分でハンガリーGP終了後の夏休みに入れるだろう。
ホッケンハイムリンクの表彰台でトップ3のドライバーにインタビューしたニキ・ラウダは、ドイツGPでのアロンソの勝利は2012年選手権のゆくえを「予告している」と語る。
「アロンソはこれまで非の打ち所のない走りを見せているし、前半戦でやったことを簡単に忘れたりしないだろう」と『Die Welt(ディー・ヴェルト)』に話したラウダはさらに、レッドブルやマクラーレンといったライバルたちがアロンソを止めるのは「至難の業」だと話している。
また、かつてフェラーリでドライバーを務めたパトリック・タンベイは『RMC Sport(RMCスポーツ)』に次のように話している。
「アロンソは、シーズン序盤に速さがなかったフェラーリのクルマで様子をうかがっていたんだ。それでいて、常にポイントを取り、状況が許せば勝利すらも手中に収めていた」
「アロンソがチームを鼓舞する力は並外れていて、どのレースも常にポイントを取る安定性もある。たとえほんの数ポイントでも、アロンソはしっかりそのポイントをもぎ取っていくんだ」