F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、先週末のドイツGPに姿を現さなかった。これは現地での逮捕を恐れていたためだとされている。
エクレストンの黒いモーターホームは、ホッケンハイム(ドイツGP開催地)のパドックにレース週末を通してあった。だが、エクレストン本人が姿を見せることはなかった。これは、F1汚職事件に関連して逮捕されることを恐れたためだとみられていた。
だが、エクレストンは刑務所行きを恐れてなどいなかったと、うわさを否定した。
「ロンドンでオリンピック委員会の連中との会議があったんだ。それにアメリカのテレビ関連のミーティングもあった」
「彼らをホッケンハイムに連れて行くことなどできなかった。それに、私の娘のタマラが私の助けを必要とする個人的な問題を抱えていたが、それには首を突っ込みたくないんだがね」とエクレストンは26日(木)、ドイツの『Bild(ビルト)』紙に語った。
エクレストンは、ドイツの当局が自身を逮捕する策略を示唆したということを否定した。
「あり得ない。私が逮捕されるかも知れないなんて誰も言ってないじゃないか」
だが、元銀行家のゲルハルト・グリブクウスキーがエクレストンからのわいろを受け取ったことを認めて収監されていることから、エクレストンも、遅かれ早かれドイツ国内で逮捕されることを恐れているとの意見は根強い。
「その前にドイツ当局は私に何か言ってくるんじゃないかと思う。もし殺人者やテロリストだったら、多分彼らの行動は違ってくるだろうね」という見解をエクレストンは示した。
そして、間もなくドイツに向かって飛び立つことができるだろうと語り「いつになるかはハッキリしていないが、もうじきだろう。ニュルブルクリンクの関係者に会いたいんだ。彼らの力になれるかどうかを知っておきたい」とエクレストンは締めくくった。