マクラーレンのチーム代表であるマーティン・ウィットマーシュが30日(木)に、マクラーレンがメルセデスAMGやロータスが先行的に導入しているダブルDRS(※)と同様のシステムを今週末のベルギーGPでお目見えさせるとの報道を否定した。
だが、ウィットマーシュは次のように語り、マクラーレンのデザイナーたちが直線でのスピードをさらに高めるためのシステム開発を進めていることは否定しなかった。
「われわれは、いつ、どこで、それ(ダブルDRS)を導入するのかということについて公表してはいない」
「確かに、いくつかの目に見える新しい部品とともに、違う形状のウイングが見られると思うよ。今日このあと車検を受け、金曜日にはサーキットで走らせるからね」
「いくつかこまごましたパーツが見られるとは思うが、マクラーレンではベルギーでダブルDRSは使わないだろう」
また、ウィットマーシュは、あと9戦を残す段階でチームメートのルイス・ハミルトンに41ポイントもの後れを取っているジェンソン・バトンに対し、ハミルトンのタイトル獲得に向けたサポート役に回らせるという筋書きになるのか、という見方に対しても否定はしなかった。
だが、ウィットマーシュは「そうした決断をするには、まだかなりのレースが残っている」とし、マクラーレンが長年にわたって掲げてきた、ドライバーは平等な立場に置くという方針はまだ継続していると次のように主張している。
「(もしチームオーダーを出せば)うまくポイントを稼ぐことができるかもしれない。だが、まだ多くのレースが残されているし、多くのポイントを稼ぐチャンスもある。状況は変わることもあるからね」
(※)今年メルセデスAMGが最初に開発・導入したシステム。昨年から一時的に直線での最高速を上げ、追い抜きをしやすくするためにDRS(空気抵抗低減システム/可変リアウイング)が導入されたが、このDRSを作動させた際に空気の取り入れ口が現れ、そこから取り入れた空気をフロントウイングへ流すことでフロントウイングの抗力を減らして最高速をさらに高めるようにしたもの。DRSを作動させると自動的に空気の取り入れ口が現れるため、ルール違反ではないと判断されており、最近ではメルセデスAMGに続き、ロータスも同様のシステムを開発している。