伝統あるF1イタリアGPのホームサーキットであるモンツァが、「新興市場」への拡大を推し進めるF1の犠牲者となるかもしれない。
F1最高責任者のバーニー・エクレストンが、F1において長期にわたって存続してきたヨーロッパのレースでさえ、今後の開催に向けては安泰ではないと認めている。
エクレストンは、イタリアの『Panorama(パノラマ)』誌に次のように語った。
「新興市場へ移ることにより、ヨーロッパでのレースがいくつかなくなる可能性はある」
「もしも、われわれがモンツァから去ってしまうとすれば、それは単に経済的理由からだろう。これは仮定の話だ。まだなにも決まっていないからね」
「もちろん、サーキットの質や運営面も改善されるかもしれない。だが、それが決定的要素ではないんだ」とエクレストンは付け加えた。