セッション中にピットレーンに立ち入る報道陣やカメラマンに、ヘルメット着用が義務づけられることはなかった。
F1ドイツGP決勝でピットから走りだしたマーク・ウェバー(レッドブル)のタイヤがしっかりと装着されておらず、付近で撮影をしていたFOM(フォーミュラ・ワン・マネジメント)のカメラマンに激突。病院に搬送されたカメラマンは幸い命に別状はなかったが、これによってピットレーンの安全性について議論が持ち上がっている。
ピットレーンに立ち入れる報道陣は厳しく制限されており、またピットレーンにいるチーム人員にはヘルメットの着用が義務づけられた。しかし、この義務は報道陣には適用されない。
FOMの広報担当者スザンヌ・エアは、『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』にこう話している。「いいえ、まだ(ヘルメット着用義務は)適用されません。報道陣の職務に影響しない、安全なやり方を模索しているところです」
『Kolner Express(ケルナー・エクスプレス)』紙は、ハンガリーでFOMがピットウォールとピットビルに定点カメラを設置したと報じている。
また、ドイツGPで負傷したカメラマンのポール・アレンは「今のところ、元気でやっている。できれば、シンガポール(9月22日決勝)には復帰したい」と現場復帰に意欲を見せている。
別のFOMカメラマンのウヴェ・コールズは「継続的に安全性を向上させるのはいいことだけれど、モータースポーツ業界で働く以上、常に危険と隣り合わせであることは承知の上だ」と話している。