ウィリアムズのバルテリ・ボッタスが、今年はバーレーンでF1のシーズン前合同テストが行われなくなったことを嘆いている。
昨年まで、F1チームは寒いヨーロッパでのテストを避け、温暖なバーレーンでシーズン前のテストを行っていた。だが、今年はコスト削減のために中東まで旅することは取りやめとされている。
今年は、まず2月1日(日)から最初のテストがスペインのヘレスで行われたが、それに続く2回目のテストが今週の19日(木)から22日(日)まで、そして3回目にして開幕前最後のテストが来週の26日(木)から3月1日(日)まで同じスペインのバルセロナで行われる。
だが、ヨーロッパにおいては比較的温暖な地域であるバルセロナとはいえ、実際のシーズン中のコンディションとはかなり違う気候条件のもとでのテストとなってしまうことは否めない。
「もちろん、バーレーンでやっていたときのほうがよかったさ」
ボッタスは、母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』にそう語ると次のように付け加えた。
「バーレーンは、その後のF1選手権を通じて経験することになる温度にかなり近かったからね」
だが、今週と来週テストが行われるバルセロナ-カタルーニャ・サーキットはF1スペインGP(5月10日決勝)が開催されるサーキットでもあり、さまざまな特性を兼ね合わせていることから、これまでにも数多くF1テストの会場とされてきたところだ。ボッタスも、ここバルセロナでのテストが無駄に終わってしまうようなことがないのは重々承知だ。
2014年にはコンストラクターランキングで前年の9位から一気に3位にまで浮上した名門F1チームのウィリアムズにとって、今年の目標は昨年のチャンピオンチームであるメルセデスAMGとの差をさらに縮めていくことだ。
「今年はもっと接近できることを期待しているよ」とボッタス。
「さまざまなことが改善されたし、クルマの感触も昨年よりもよくなっている。でも、全体的に見れば、基本的な感触は昨年のものと似ているよ」
だが、コンパクトにまとめられ、メルセデスAMGが昨年導入したものによく似たショートノーズが施されたウィリアムズの2015年型車FW37については、ここまでF1関係者の間での評価も高い。
ボッタスは、FW37について、さらに次のように続けた。
「レッドブル(の2015年型車)も、僕たちと同じような思想のもとに造られているように思う」
「できる限りたくさんの空気をクルマの前方下部からディフューザーへと流すための対策がなされていると思う」
「さらに詳しいことについてはエンジニアに聞いてもらったほうがいいと思うけれど、僕たちのクルマに施された対策はかなりよさそうだよ」とボッタスは締めくくっている。