元F1ドライバーであるマイケル・アンドレッティが率いるアンドレッティ・オートスポーツの名称が『アンドレッティ・グローバル』に変わったことが明らかとなった。これは、2025年からのF1新規参入の可能性が大きく進展したことのサインだと受け止められている。
■2025年からのF1参入を目指すアンドレッティ
かつて1993年にマクラーレンでアイルトン・セナのチームメートを務めたことでも知られるアンドレッティだが、ゼネラルモーターズ傘下のキャデラックと手を組んでF1参戦を目指しており、現在は統括団体であるFIA(国際自動車連盟)の審査を受けている段階だ。
伝えられるところによれば、FIAはアンドレッティのF1参戦に前向きな姿勢を見せているものの、既存チームやF1オーナーのリバティ・メディアはこれに難色を示しているのが現実だ。
FIAによる審査結果はまだ明らかとなっていないが、今回の名称変更はF1新規参戦を強く意識してのものだと考えられている。
■我々には「大きなことが待ち受けている」とアンドレッティ
アンドレッティ・グローバルは、このほど出した声明の中で次のように語っている。
「アンドレッティ・グローバルは現在、世界6つの大陸にまたがって8つのモータースポーツ・プラットフォームでレースを行っており、その世界的足跡をほかの主要なモータースポーツ・シリーズにも拡大する意欲を持っている」
そして、そのアメリカ有数のレース組織を率いる現在60歳のアンドレッティは次のようにコメントしている。
「過去に誇りを感じているのと同様に、私は未来に向けてもワクワクしている」
「今回のブランド再構築は、我々のチームの旅における大きなマイルストーンだ。しかし、我々はまだスタートしたばかりだ。我々には成功を収める決意があるし、アンドレッティ・グローバルには大きなことが待ち受けていると確信しているよ」