元F1ドライバーのクリスチャン・ダナー(66歳)は、ミック・シューマッハ(25歳)はインディカーへの移籍を検討すべきだと述べた。
■これがラストチャンスだと先輩たち
また、レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコ博士は、シューマッハが来年F1グリッドに復帰する契約をまとめなければ、F1でのキャリアは終わると予測している。
ダナーも同意見で「方針は明確だ。今しかない。もしミックが2025年のF1に復帰しなければ、それはもう列車は駅を出発してしまった(手遅れ)ということだ」と、『Sport Bild』に語った。
「優秀な若いドライバーはたくさんいるし、2026年には選手権の技術規定が変更されると、ミックが現行世代のクルマを知っているというアドバンテージを失うことになる」
■ボッタスの契約は難航中
2025年にシューマッハがF1で走る最後のチャンスは、ドイツメーカーのアウディ傘下ザウバーの1席のみとなったが、ザウバーで引き続きレースを続けると噂されているバルテリ・ボッタスの状況は、どうやら不安定になっているようだ。
「ボッタスは問題を起こしており、より高額な契約を望んでいる」と、スイスの新聞『Blick(ブリック)』紙のF1ベテランジャーナリスト、ロジャー・ブノワ氏は報じている。
■ミック・シューマッハよ、インディカーへ行け
「(ガブリエル・)ボルテロと(フランコ・)コラピントとは契約できないため、ミック・シューマッハの名前も挙がっている」と彼は付け加えた。
しかし、もしシューマッハにとっての「プランA」がうまくいかなかった場合、同郷のダナーはヨーロッパ以外の選択肢を勧めている。
「もしミックが本当にモータースポーツを愛しているなら、チャンスはいくらでもある。レーシングドライバーからレーシングドライバーへのアドバイスは、ミックよ、インディカーに行け」とダナーは勧めた。