2024年度で3回目となるFIA世界モータースポーツ評議会が木曜日に開催され、2025年シーズンから「ファステストラップボーナスポイント」は廃止されることになった。
■2025年:ファステストラップ廃止
2025年シーズンの変更点は、ファステストラップを記録したドライバーに与えられるボーナスポイントの廃止、およびフリー走行1回目で「若手ドライバー」を起用する回数が年1回から2回に増加することになった。
前回のシンガポールGPが最後のグランプリとなったRBのダニエル・リカルドが、ポイント圏外の後方を走っていたにも関わらずレース終盤にファステストラップを叩き出したが、これが姉妹チームのレッドブルとマックス・フェルスタッペンの助けになると、チャンピオンシップ争いをするマクラーレンが批判し、姉妹チームの賛否にまで再燃していた。
結果的に、リカルドの最後の雄姿は、ファステストラップを廃止するきっかけとなり、爪痕を残すことになった。