2025年の唯一の空きシートであるアウディ/ザウバーの1席を巡って、F1ドライバー市場が再び活発になっている。
●【2024F1第21戦サンパウロGP】全セッションの結果・タイムスケジュール
■ボッタスは諦め気味「政治がたくさんある」
バルテリ・ボッタスは自分が残留するかどうかに自信を持っていないようで、インテルラゴスで次のように語った。
「このスポーツには常に裏でたくさんの政治がある。僕たちは大企業、大ビジネスについて話している」と、アウディが新たにオーナーとなったザウバーチームについて言及し、こう語った。
「決定には多くの理由があるんだ。」
■20歳の新人ボルトレートが契約か
どうやらマクラーレンはアカデミーのジュニアドライバーで、ブラジル・サンパウロ出身のガブリエル・ボルトレート(20歳)の完全放出に合意したようだ。
「契約はすでに署名済みで、発表は差し迫っている」と『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』の記者マイケル・シュミットは報じた。
唯一の未決定事項は、ボッタスがもう1シーズン残留するのかどうかと、ボルトレートがチームに溶け込んで2026年のフルデビューに向けて準備が整うかどうかだ。
■マクラーレン「邪魔するつもりはない」
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表はインテルラゴスで次のように語った。
「マクラーレンとしては、ガブリエルがF1に出場する可能性を妨げることはありません」
「会話は進行中で、今後のシナリオを見ていきましょう。」
■フェルスタッペンはボルトレート推し「僕ならもう契約してる」
3度の世界チャンピオン、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はボルトレートが2025年からすぐにレースをするべきだと考えている。
「僕がサウバーなら、もうすでに彼と契約していただろうね」
「2026年は大きなルール変更がある。チームに慣れるために1年経験するのは常に良いことだし、いくつかのミスをして、うまく溶け込んで、クルマについても理解を深めておくことが重要だ。そうすれば、2026年に備えてより準備が整い、快適になる。」
■経験者ピアストリ「F1にいるべきだ」
マクラーレンのドライバー、オスカー・ピアストリもボルトレートについて尋ねられた際にこうコメントを残した。
「僕としては、あのような結果を出しているなら、F1にいるべきだと思う。僕はその座を得られなかった痛みを個人的に経験しているので、彼のためにもそうならないことを願っているよ。」