今シーズンの最終戦となるF1第24戦アブダビGP(ヤス・マリーナ・サーキット)の決勝レースを終えて、RBのティム・ゴス(最高技術責任者)がレースとシーズンを次のように振り返った。
●【2024F1第24戦アブダビGP】全セッションの結果・タイムスケジュール
■ティム・ゴス(RB、最高技術責任者)
「今日は、うまくいけばポイントを獲得できるチャンスがありました。うまくいったワンストップのレースでしたが、残念ながらいくつかの技術的と運営上の問題があり、後手に回ってしまいました。
ユウキ(角田裕毅)のスタートはうまくいかず、アンチストールが作動して失速してしまいました。その後、最後尾から堅実なレースを展開し、最終ラップで2ストップを選んだストロールに僅差で敗れました。スタート時の不具合については初期段階でいくつかの兆候が見られ、今後解決していきます。
対照的に、リアム(ローソン)のスタートと最初の周回はうまくいき、序盤に10番手を走行していたため、前方のライバルたちに対して良いチャンスがあると感じていました。しかし、リアムのピットストップは計画通りにいかず、左フロントホイールが完全に装着されないまま締め付けられてしまいました。その結果、ホイールの付け直しとペナルティにより、戦うチャンスはほとんどなくなってしまいました。最終的には、ブレーキの問題でリタイアせざるを得ませんでした。来シーズンはより強く戻ってきます。」