日産フォーミュラE、今季初優勝!ヤマハも初参戦、“F1超え”新マシン驚異の加速力、2連戦の東京E-Prix 2025に注目!

2025年01月14日(火)17:35 pm

フォーミュラEシーズン11(2024/25)の第2戦、日産フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが4番グリッドからスタートし、今シーズンから導入された新型マシン「GEN3 Evo」での初勝利を飾った。

これにより、日産はマニュファクチャラーズランキングで2位、ローランドはドライバーズランキングで2位に上昇した。

■日産に加えてヤマハ発動機も参戦!

日本勢は、今シーズンから日産に加えて、ヤマハ発動機がLola Cars(イギリス)とタッグを組み、「ABT(アプト)」チームのテクニカルパートナーとして「LOLA YAMAHA ABT FORMULA E TEAM(ローラ・ヤマハ・アプト)」として参戦中だ。

■2025年フォーミュラE東京大会

「東京大会(Tokyo E-Prix 2025)」は2025年5月17日(土)・18日(日)に2戦連続のダブルヘッダーとして開催される。場所は昨年と同じく東京ビッグサイト周辺特設会場(東京都・有明)だ。

昨年の東京大会は日本初の本格公道レースとして開催され、注目を集めていた。

■日産フォーミュラEチーム:シーズン11のドライバーラインナップ

オリバー・ローランド(イギリス、32歳):
チームに復帰したシーズン10ではドライバーズランキング4位。

ノーマン・ナトー(フランス、32歳):
シーズン9(2022/23)以来のチーム復帰。

■ローラ・ヤマハ・アプト・フォーミュラEチーム:シーズン11のドライバーラインナップ

ルーカス・ディ・グラッシ(ブラジル、40歳):
元F1ドライバーで、フォーミュラEには初年度から参戦中。シーズン3(2016-17)ではアプト・シェフラー・アウディスポーツで年間チャンピオンに輝いている。

ゼイン・マロニー(バルバドス、21歳):
2024年はF2に参戦して年間ランキング4位、F1ではKickザウバーのリザーブドライバーを務めた。2025年はフォーミュラEに初参戦。

■新型マシンGEN3 Evoの主な特長

【F1を上回る加速性能】
新型マシンGEN3 Evoの加速は、0-100km/hをわずか1.86秒で到達、現行のF1マシンより30%速い性能を誇る。

【初の四輪駆動を搭載】
フォーミュラEとしては初めて、予選、レーススタート、アタックモード時に「四輪駆動機能」が利用可能になった。四輪駆動により加速と制御が最大限に高まり、パフォーマンスと戦略の両面で有利な展開を生み出す。

【ピットストップで急速充電】
GEN3 Evoでは、「ピットストップ中に30秒で10%のバッテリーを高速充電」する技術が2年の開発期間を経て導入された。急速充電機能は600kWだ。

参考までに、街中にあるテスラのスーパーチャージャーは出力250kW、150kW、75kWの3種類が用意されており、「15分間で最大距離275km相当分」が充電可能としている。直接の比較は難しいが、一般のもの充電器もかなり高出力なのがわかる。

【約2%の性能向上でモナコは2秒短縮】
先代GEN3より約2%の性能向上を実現し、モナコの予選ラップは約2秒も短縮。

【持続可能なタイヤ】
ハンコックの全天候型タイヤ「iON」は、35%のリサイクル素材と持続可能な素材を使用しており、5~10%グリップ力を向上させた。

【ボディ強化でバトル増加に期待】
新型ボディキットは、より強靭で、より頑丈、より空力性能に優れたものへと進化し、より激しいバトルが期待できる。

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