記事要約
・ウィリアムズがフランコ・コラピントをアルピーヌに「貸し出し」、早ければ2025年のF1デビューの可能性も。
・チーム代表ジェームス・ボウルズは「アルピーヌが最良の選択」とし、コラピントの将来を重視。
・元F1ドライバーのロベルト・メリは「ジャック・ドゥーハンは5戦後にシートを失う」と予測。
ウィリアムズは、今年からフランコ・コラピント(21歳)をアルピーヌに「ローン移籍(レンタル移籍)」させることで合意した。この契約は報道によれば5年間とされているが、ウィリアムズのジェームス・ボウルズ代表は「期間は固定されていない」とし「将来的にウィリアムズへ戻る」と断言。そして「数年間はアルピーヌのドライバーになる」とした。
■ コラピントの将来を優先するボウルズ代表
さらにボウルズはコラピントが「2025年にもアルピーヌでF1に参戦する可能性がある」と示唆している。
「フランコにはF1でレースをする機会を与えたかったのです。2026年、あるいは早ければ2025年にアルピーヌで走る可能性があります」とコメントしている。さらに「アルピーヌが彼にとって最良の機会ですし、最良のチャンスを与えたかった」
「ジャックに対する攻撃だとは言いたくありませんし、ジャックがうまくいくことを願っていますが、結局のところ私のドライバーであるフランコがグリッドに戻ってほしいと思っています」とボウルズは言及した。
■ ドゥーハンのF1キャリアに暗雲?
現在、アルピーヌのF1ドライバーとして確定しているのはジャック・ドゥーハン(22歳)だ。しかし、多くの専門家はドゥーハンが2025年シーズン序盤でシートを失う可能性があると見ている。
元F1ドライバーのロベルト・メリは「ドゥーハンがシーズンをスタートするのは間違いないが、5戦後にはいないだろう」とスペインのラジオ局『Cadena Cope』で語った。
コラピントの将来が明るい一方で、ドゥーハンのF1キャリアが短命に終わる可能性が高まっている。2025年の序盤戦は、ドゥーハンの実力が試される重要な期間となりそうだ。