記事要約
・佐藤琢磨がインディ500テスト中に375km/hで大クラッシュし、94Gの衝撃を受けるも軽傷で済んだ。
・信頼する元スタッフと“ドリームチーム”を再結成し、最年長優勝記録更新を目指してインディ500に挑む。
・全損したマシンは再構築予定で、大きな出費ながらも「勝てば回収できる」と強気の姿勢を示している。
●【スピード/タイム表】佐藤琢磨、痛恨のクラッシュ!インディ500テストで2番手記録もマシン大破!
現地時間2025年4月24日(木)、第109回インディ500オープンテスト2日目午前の「ハイブースト・シミュレーション(High Boost Simulations)」で大クラッシュを喫した佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング=RLL/ホンダ)が、その衝撃的なオンボード映像を公開した。
クラッシュ時の速度は375km/hで、データ上では94Gもの衝撃が記録された。94Gとは、自身の体重の94倍の力が体にかかったことを意味する。それにもかかわらず、佐藤は「軽い打撲」で済んだとし、高い安全基準に対する感謝の言葉を述べている。
■佐藤琢磨の公式Xより
このような安全な環境を作ってくれた @IndyCar(運営)、@DallaraGroup(マシン)、@IMS(サーキット)に心から感謝します。時速233マイル(375km/h)でリアを失いました。データ上では94Gの衝撃が記録されていますが、軽い打撲だけで無事です。チームクルーの皆さんには余計な手間をかけてしまい申し訳ありません。本当に感謝しています。#Indy500では、もっと強くなって戻ってきます。
佐藤はクラッシュを喫したものの、初日は全体3番手、2日目午前のセッションでは2番手タイムを記録していた。2025年のインディ500では、アル・アンサーの記録(47歳360日)を破り、レース史上最年長優勝者となることを目指している。
そのために、過去の優勝をともにした引退済みのエンジニアやメカニックなど、スタッフの約80%を再び集結させ、“ドリームチーム”を結成。信頼のおける仲間たちとともに再び頂点を目指している。
マシンはほぼ全損と見られており、今後は代替マシンを確保し、再び組み上げてセットアップする必要がある。大きな出費にはなるが、「レースに勝てば取り戻せる」――それがインディ500だ。
Huge thanks to @IndyCar, @DallaraGroup, and @IMS for creating such a safe environment. Lost the rear at 233mph (375km/h). The data recorded a 94G impact. Just minor bruises and I’m OK. Really grateful to my crew, sorry for the extra work. We’ll come back stronger for the #Indy500 pic.twitter.com/QMJyZLGjOz
— Takuma Sato (@TakumaSatoRacer) April 24, 2025
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