■レーシング活動の見直しを経て撤退決定
マクラーレン・レーシングは4月26日、2024/25年シーズンをもってフォーミュラE世界選手権から撤退することを発表した。チームは「レーシング活動全体の戦略的見直し」を経て、この決断に至ったと説明している。
■参戦期間中は若手躍進も
マクラーレンは「モータースポーツにおける革新と卓越を追求する」という理念のもと、フォーミュラEに参戦してきた。今季もジェッダE-Prixでテイラー・バーナードがフォーミュラE史上最年少ポールポジションを獲得するなど、好成績を残している。チームはシーズン終了まで全力を尽くす構えで、「フォーミュラEが今後もモータースポーツ界において重要な役割を果たし続けると確信している」とコメントしている。
■今後はF1、インディカー、WECに注力
撤退後のマクラーレンは、F1、インディカー、世界耐久選手権(WEC)に活動を集中させる方針だ。これにより、パートナー企業に対しても、より多角的かつインパクトのあるスポンサーシップ展開を目指すという。
■三冠チームとしてさらなる挑戦へ
マクラーレンはすでに、F1モナコGP、インディ500、ル・マン24時間レースを制覇した「モータースポーツ三冠(トリプルクラウン)」達成チームであり、2027年以降はF1、インディカー、WECの3カテゴリーに参戦する唯一のチームとなる予定だ。今後も三冠チームとして、世界の頂点を目指す挑戦を続けていく。
■日産の母国・東京大会での有終の美なるか
次戦は5月3・4日に第6・7戦モナコ大会が行われ、続く5月17・18日には日本初のダブルヘッダーとして第9・10戦の東京大会が開催される。
マクラーレン・フォーミュラEチームにとって、東京でのレースは最後の参戦機会となるだけに、注目が集まっている。バーナードをはじめとする若手ドライバーが躍動するなか、日本を舞台にどのようなパフォーマンスを披露するか、期待が高まっている。
特に、シーズン9(2022~23年)から使用している日産製パワートレインの“母国”での戦いとなるだけに、マクラーレンにとっても特別な意味を持つ一戦となる。