記事要約
・モナコGPのFP1でストロールとルクレールが接触、赤旗中断に
・ストロールに全面的過失、決勝で1グリッド降格ペナルティ
・無線の聞き漏らしが原因と説明、マシンも大きな損傷
F1モナコGP金曜フリー走行1回目でシャルル・ルクレール(フェラーリ)と接触した件で、ランス・ストロール(アストンマーティン)に1グリッド降格のペナルティが科された。
接触が起きたのはFP1序盤。ストロールが別のマシンに道を譲った直後、ブレーキングゾーンとなるターン6(ホテル・ヘアピン)でレーシングラインに戻ったところ、後方から勢いよく走ってきたルクレールがストロールのリアに追突し、フロントウイングを破損した。
このアクシデントによりセッションは赤旗中断。ストロールのマシンはリアサスペンションとギアボックスを損傷し、残りの時間を走行できなかった。
FIA(国際自動車連盟)の審議の結果、スチュワードは「ストロールに全面的な過失がある」と判断。決勝のスターティンググリッドで1つポジションを下げる処分が科された。
スチュワードの決定文には次のように記されている。
「18号車(ストロール)はターン6で16号車(ルクレール)の進路を塞ぎ、これにより16号車が18号車に接触した。16号車はこの接触によりダメージを受けた」
また、ストロールは「チームから16号車の接近を警告されていたが、無線を聞き取れなかった」と説明している。
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