【F1オーストリアGP:タイム/前車差】マクラーレン1-2!角田裕毅2周遅れ最下位、フェルスタッペンは1周目クラッシュ即リタイア、ホンダ勢最高位はローソン

2025年06月29日(日)23:47 pm

記事要約


・F1オーストリアGPはノリスがポール・トゥ・ウインでマクラーレン1-2達成

・ホンダ勢最高位はローソン6位、角田は2周遅れの最下位16位に沈む

・フェルスタッペンはアントネッリと接触し、1周目でリタイア


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■F1オーストリアGP決勝、波乱の幕開け

F1第11戦オーストリアGPの決勝レースが終了した。天候は晴れ、気温31℃、路面温度49℃、湿度31%と非常に暑いコンディションのなか、71周から1周減算された70周で争われた。

優勝はポール・トゥ・ウインを飾ったランド・ノリス(マクラーレン)で今季3勝目。激戦の末2位にはチームメイトのオスカー・ピアストリが続き、マクラーレンが1-2フィニッシュを飾った。3位にはフェラーリのシャルル・ルクレールが入った。

■ホンダRBPT勢の結果

ホンダRBPTを搭載する4台のうち、最高位はレーシングブルズのリアム・ローソンで6位。チームメイトのアイザック・ハジャーは12位でフィニッシュした。

レッドブル・レーシングにとっては悪夢のようなホームグランプリとなった。角田裕毅は2周遅れの最下位16位。マックス・フェルスタッペンはオープニングラップでアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に突っ込まれてリタイアとなった。

■サインツ、スタート前に異常発生でリタイア

波乱はスタート前から始まっていた。フォーメーションラップに向かうダミーグリッド上で、カルロス・サインツ(ウィリアムズ/19番グリッド)のマシンが動けなくなり、メカニックが駆けつけて再始動。だがメカニックがマシンに触れたことで、ピットレーンスタートとなった。

その後、フォーメーションラップを終えてピットレーン出口で停止したサインツのマシンのリアブレーキが発火。スタッフが即座に消火器で対応したが、サインツはそのままリタイアを余儀なくされた。

■ターン3でフェルスタッペンとアントネッリが接触、両者リタイア

フォーメーションラップが1周追加されたことで71周のレースは1周減算され70周のレースとなった。波乱はこれで終わらなかった。スタート直後のターン3では、マックス・フェルスタッペンとアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が接触し、両者がその場でストップ。セーフティカーが導入される波乱の幕開けとなった。

リプレイでは、イン側に飛び込んだアントネッリのブレーキングが遅れ、リアタイヤがロック。ターンインしていたフェルスタッペンの右リアに接触する形となった。

無線ではフェルスタッペンが「馬鹿らしい」と怒りをあらわにし、アントネッリは「ごめんなさい、リアがロックしちゃって」とチームに謝罪。マシンを降りた後、アントネッリがフェルスタッペンに直接謝罪する姿も見られた。

■角田裕毅、10秒ペナルティ

18番グリッドからスタートした角田裕毅(レッドブル)は、接触を繰り返し、10秒のタイムペナルティを科された。

序盤にはランス・ストロール(アストンマーティン)とホイール・トゥ・ホイールの激しいバトルを展開。ターンで接触しながらストロールを外に押し出すかたちでオーバーテイクを果たした。

その後、前を走るフランコ・コラピント(アルピーヌ)にも接触。コラピントは右リアを当てられスピンを喫し、角田もハードタイヤからミディアムへの交換とフロントノーズの交換を強いられた。

どちらの接触も強引さが目立ち、冷静さを欠いたような走りとなった。焦りからの判断ミスなのか、それとも強引に攻めなければ抜けないほどマシンに戦闘力がなかったのか。オンボード映像ではアンダーステアが出ており、かなり曲がりにくい様子もうかがえる。マシンに苦戦していたのは間違いない。最終的に2周遅れの最下位16位でチェッカーフラッグを受けた。トップチームとしては散々なレース結果となったが、完走したことで貴重なデータを次に活かしたい。

次は1週間後、F1第12戦イギリスGPだ。

●【F1オーストリアGP】2025年F1開催日程・タイムスケジュール・結果

■【F1オーストリアGP】決勝レース(暫定結果)

順位 ドライバー
チーム
タイム差
前車差
1
4
ランド
ノリス
マクラーレン
1:23:47.693
2
81
オスカー
ピアストリ
マクラーレン
+2.695
+2.695
3
16
シャルル
ルクレール
フェラーリ
+19.883
+17.188
4
44
ルイス
ハミルトン
フェラーリ
+28.643
+8.760
5
63
ジョージ
ラッセル
メルセデス
+61.951
+33.308
6
30
リアム
ローソン
レーシングブルズ
+66.304
+4.353
7
14
フェルナンド
アロンソ
アストンマーティン
+1周
--
8
5
ガブリエル
ボルトレート
Kickザウバー
+1周
--
9
27
ニコ
ヒュルケンベルグ
Kickザウバー
+1周
--
10
31
エステバン
オコン
ハース
+1周
--
11
87
オリバー
ベアマン
ハース
+1周
--
12
6
アイザック
ハジャー
レーシングブルズ
+1周
--
13
10
ピエール
ガスリー
アルピーヌ
+1周
--
14
18
ランス
ストロール
アストンマーティン
+1周
--
15
43
フランコ
コラピント
アルピーヌ
+1周
--
16
22
角田裕毅
レッドブル
+2周
--
--
23
アレクサンダー
アルボン
ウィリアムズ
リタイア
--
--
1
マックス
フェルスタッペン
レッドブル
STOP
--
--
12
アンドレア
キミ・アントネッリ
メルセデス
STOP
--
--
55
カルロス
サインツ
ウィリアムズ
リタイア
--
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