・角田裕毅が2度の接触で10秒ペナルティを受ける展開に
・コラピントとの接触でスピン誘発、フロントノーズも損傷
・フェルスタッペンは接触で即リタイア、レッドブルは最悪の結果
F1オーストリアGP決勝を18番グリッドからスタートした角田裕毅(レッドブル)は、複数の接触を繰り返し、10秒のタイムペナルティを科された。
序盤にはランス・ストロール(アストンマーティン)とホイール・トゥ・ホイールの激しいバトルを展開。ターンで接触しながらストロールを外に押し出すかたちでオーバーテイクを果たした。
その後、前を走るフランコ・コラピント(アルピーヌ)にも接触。コラピントはスピンを喫し、角田もハードタイヤからミディアムへの交換とフロントノーズの交換を強いられた。
どちらの接触も強引さが目立ち、冷静さを欠いたような走りとなった。焦りからの判断ミスなのか、それとも強引に攻めなければ抜けないほどマシンに戦闘力がなかったのか。オンボード映像ではアンダーステアが出ており、かなり曲がりにくい様子もうかがえる。苦戦しているのは間違いない。
レッドブル・レーシングは、マックス・フェルスタッペンがオープニングラップで新人アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に追突されてリタイア。レッドブルにとっての本拠地レースは、散々な展開となっている。トップチームとしては夏休み前に改善したい。
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