・ハミルトンがバスール続投を支持、「頂点へ導ける人物」と明言
・ルイスは2025年ではなく2026年マシンに注力すべきと主張
・CEOはバスール代表と協議中、新リアサス投入も即効果は期待薄
今年フェラーリに加入したルイス・ハミルトンは、自身が苦戦を強いられているにもかかわらず、チーム代表のフレデリック・バスールが指揮を執り続けるべきだと主張している。
「フレッドは我々を頂点へ導くための“本当に適任な人物”だと思います」と語るハミルトンは、バスールへの厚い信頼とともに、自身がチームにもたらすことができる価値を強調した。
フェラーリはここ数戦で新しいフロアを導入し、次戦スパ・フランコルシャンでの投入が見込まれる新リアサスペンションに向け、7月16日にイタリアのムジェロでフィルミングデー(プロモーション撮影日)を予定している。
しかしハミルトンはこの走行には参加せず、すでに視線を2026年に向けている。
「2025年に固執すべきではないと思います。自分のDNAが反映されたクルマを2026年に仕上げるべきです」との姿勢を示しており、『ラ・ガゼッタ・デロ・スポルト』のジャンルカ・ガスパリーニ記者も「フェラーリよ、ルイス・ハミルトンの声に耳を傾けよ」と賛同している。
チーム代表バスールの契約満了が近づく中、ここ数週間、フェラーリ内部では沈黙が続いていたが、F1イギリスGPにはベネデット・ヴィーニャCEOが現地入りした。
ヴィーニャCEOはバスールの去就について問われると、「彼はチーム代表です。今は7月で、我々は話し合っているところです」と述べたうえで、「一緒にランチもしましたよ」と笑顔を浮かべた。
40歳のハミルトンが示す“継続的なチーム改革”のビジョンに対し、フェラーリ首脳陣がどのような判断を下すか注目される。
7度の世界王者であるハミルトンは、フェラーリ加入直後だからこそ見える視点があると語る。
「新しいチームに加わると、その組織の規模や構造がどうなっているかすぐにわかります」としたうえで、「長年チームにいる人々とは違って、最近加わった人間には新たな視点があります。だからこそ、ポジティブな面だけでなく、ネガティブな側面も非常にはっきりと見えてくるんです」と述べた。
注目される新リアサスペンションの導入だが、ガスパリーニ記者は「それだけで一気にマクラーレンのレベルに到達できると思うのは現実的ではない」と警鐘を鳴らす。
「必要なのはシンプルだが、極めて大きな忍耐力だ。今季後半は、ルイス・ハミルトンをよりチームに溶け込ませるとともに、ここ2戦で厳しい時間を過ごしたシャルル・ルクレールを立て直す時間にするべきだ」と論じた。
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