記事要約
・フェルスタッペンはウェット想定のセットアップが裏目に出て、乾いた路面で苦戦
・リアウイング選択が響き、ルクレールに引き離される展開に
・アップグレードの効果は実感するも、タイヤマネジメントやバランスに課題を残す
現地時間7月27日(日)、第13戦F1ベルギーGPの決勝がスパ・フランコルシャンで行われたが、レース開始は悪天候により大幅に遅延された。4番グリッドからの逆転を狙ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、ウェットコンディションを想定したセットアップで臨んでいたものの、大半がドライコンディションとなった今回のレースでは思うように順位を上げられず、4位でフィニッシュした。
フェルスタッペンは決勝を次のように振り返った。
■マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
スターティンググリッド:4番グリッド
決勝レース:4位
「今日はかなり残念なレースでしたし、少し運もなかったように思います。僕らはウェットレースを想定したセットアップにしていましたが、実際にはほとんどがドライコンディションになってしまいました。その結果、特にリアウイングの選択が裏目に出てしまい、かなり厳しい展開になりました。
(レースの再開判断は)少し慎重すぎたように思います。セーフティカー先導で何周か走ることもできたはずですし、ウェットでも素晴らしいレースができるのだから、「雨の名レース」を逃すようなことは避けたいと思っています。
スリックタイヤに交換してからは、周を重ねるごとにシャルル(ルクレール)に引き離されてしまいました。終盤に彼がシケインでタイヤをロックアップしたことで差が縮まったように見えましたが、最終的には僕らの速さが足りませんでした。
今日のレースでは、僕らのいくつかの弱点も明らかになったと思います。アップグレードの効果は確かに感じられましたが、タイヤの挙動やマネジメント、そしてマシンバランスの面で依然として課題が残っています。今日はできる限りのことをしましたが、引き続き改善を目指し、次戦に向けて頑張ります。」
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